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【指導者インタビュー】野球部顧問をやってわかったこと

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※この内容は5月に指導者向けメールマガジンとして配信された内容です


 こんにちは。

東京駅のスターバックスより、、
メルマガ「部活運営のヒント」編集部・福田です。
イクメンしてたら、ちょっとご無沙汰してしまいました!

さて今回は、東京イチ・アツい!?顧問「イチ先生」(男性・30代)さんへのインタビューをお届けします。
東京都内の公立中学でソフトテニス部熱血指導バリバリの!?顧問の先生です。


Inetview:
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イチ先生(独身・男性・30代)

一言:「最近LINEを知りました。あれ、便利ですね。」
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●プロフィールは?

現在、東京の公立中学のソフトテニス部の顧問をやっています。
中学から大学まで体育会でソフトテニスをやっていました。
指導をするようになり、奥深さをさらに感じて、よりソフトテニスが好きになりました。


●他の部活の顧問をやっていたことがあるそうですね?

そうなんです。自分はほぼプレー経験はないのですが、野球部の顧問をやっていました。


●その時に感じたことがあるそうですね?

はい。「野球部って顧問への指導方法のサポート体制がしっかりしているな」と感じました。
私は少年野球を少しやっていた程度で、指導法など全く分からない状態でした。
そんな私のような顧問を、周りの学校の先生方が心配してくださり、声をかけて一緒に合同練習してくれたり飲みにつれていってくれたりしました。

また、顧問が審判をしなくてはいけないので顧問対象の審判講習会を行います。そこで練習メニューなど指導のポイントを教えてくれました。定着させる取り組みがしっかりできていました。


●その点はソフトテニスとは違いましたか?

違いました。

野球部では野球未経験の顧問も続けているケースが多いです。
しかしソフトテニスでは未経験の若い顧問の先生が、1、2年で顧問をやめてしまうケースが結構ある。
それは都大会に出場するようなチームでも例外ではありません。
顧問を辞めてしまう理由の一つは、「指導方法」(教え方)が分からないこと。
授業準備や学年や分掌の仕事に追われ部活指導の上達をしたいけど、その時間がとれない。未経験の顧問が強豪校の先生に習いにいくのも声をかけづらい。

でもほとんどの若手顧問が自信をもって技術指導をしたいと思っています。

 ソフトテニスは中学生の競技人口が減ってしまえばすたれてしまいます。そしてその顧問がいなければソフトテニスという種目の存続も危うくなる、大きな問題です。
ですから、未経験の顧問にどうサポート体制がとれるかがポイントだと思います。


●そうなんですね。それと、ソフトテニス特有の難しさもあるとか?

そうなんですよ~。
ソフトテニスは中学の部活でも競技人口がとても多く、特に「女子」ソフトテニス部では50名近くなる場合もあります。
人数が増えれば意識の高さのズレや引率が大変であったりなど、
色々な問題も増えます。その指導で顧問も疲弊してしまうことがあります。


●それは大変ですね。

そういった問題も、技術指導を行えるようになることが大事です。
顧問自身が自信をもって部員に接することができれば、解消または起こる前に未然に防げます。

●具体的にされていることはありますか?

ソフトテニス未経験者の方が顧問になった場合若手の顧問同士で声を掛け合うようにしています。

また「軟ら会(やわらかい)」という若手顧問の会で合同練習や研修大会で練習メニューや情報交換をしています。
そこから輪を広げて、ベテランの顧問の先生方との繋がりや橋わたしをしようとしています。
今はそれぐらいですができることは、まだたくさんあると思います。


<ありがとうございました>

インタビュアーより:
「イチ先生」は、とってもアツいソフトテニス部顧問の先生でした。自分の学校だけでなく、ソフトテニスの将来を心配されて行動にうつそうとされている姿はカッコ良かったです。



PS:
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