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故障を引き起こす原因!中高生に多い「偏平足」チェック

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こんにちは。トレーナーの高野です。

明治から昭和時代において、我々日本人の生活様式は大きく変化しました。
変化の影響は「衣・食・住」の隅々まで多岐にわたるものです。
その中で、競技パフォーマンスに直接影響を与えるものの一つとして、シューズの発展と足の機能の変化について考えてみます。

江戸時代、日本人の履物といえば草履が中心でした。それが明治維新以降には洋靴が広まり、1964年東京オリンピックをはじめとする高度成長期には道路の多くが砂砂利からアスファルトに替わることで、衝撃吸収力のあるゴムを底に敷いたスニーカーが普及しました。
その後、スポーツ用シューズには様々な機能が付与され、更に競技種目やサーフェスによりシューズの特性が細分化し、今日のような発展がなされています。

これらシューズの技術開発により、結果として競技パフォーマンスが向上してきましたが、最近ではそれらによる弊害も見られるようになりました。a

トレーナーとして選手の足を観察していると、中高生に「偏平足」が多く見られます。
更に偏平足の選手に、足首、膝、股関節の故障が多いことが気になります。この原因には様々な要因があるかと思われますが、シューズの高機能化に頼ってしまい、足の筋肉(足のアーチを保持する筋肉や足指を動かすための筋肉)が弱くなってしまったことも原因の一つと考えています。

実際に偏平足で脚に故障を持つ選手にタオルギャザー(足指でタオルを手繰り寄せる運動)をしてもらうと、内側の2本の指でしか手繰り寄せられない選手がほとんどです。また外側(小指)を全く動かせない選手もときどき見かけます。
このような選手は足裏の感覚が鈍くなりやすいので、足裏全体を使ったストップ動作が苦手となり、切り替えし動作などコートでの動きにも影響してきます。
足の筋肉を鍛える方法としては、先述のタオルギャザーや足指ジャンケンなどがあります。
また、青竹踏みは足のアーチを付けることにもなり、足裏に刺激が入り感覚も良くなります。


次回は、裸足で歩く重要性についてお話します。


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