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金メダルに繋がった増田選手の強靭なメンタルとは!?

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新年あけましておめでとうございます。
スポーツインテリジェンス代表取締役の川上晃司です。

良いお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
平素は当社の講習会、トレーナー事業、スポーツ指導業務にお力添えいただき、誠にありがとうございます。
新年を迎え、新たな気持ちで皆様のサポートをさせていただけるよう、スタッフ一同頑張っていく所存でございます。何卒よろしくお願いいたします。

さて、新年の第一回目はメンタルについてお話します。
メンタルには様々なものがあります。具体的には、試合に入る前の緊張・モチベーション、ポイントをとられている時、ミスをした時や、さらには負けている時、リードしている時、自分が窮地に追い込まれている時などがあります。
また、自分自身のことだけでなく、その態度や表情などから対戦相手に与える影響もあり、目に見えない駆け引きもしています。

今回は昨年11月、インドのニューデリーで行われた世界選手権でのことを、ご紹介させていただきます。
男子団体決勝、中華台北戦第1対戦で、増田選手は1ゲーム目の時にスマッシュを打って腰を痛めてしまいました。1ゲーム目が終わり、ベンチに戻った時に、彼は座らずに壁にもたれかかっていました。しかし、ゲーム中には調子よく動いており、ゲームの流れも良い状況でした。3ゲーム目が終わった時にもやはりベンチには座らず、身体を前傾して壁にもたれていました。
試合後の話ですが、パートナーの長江選手や監督も増田選手の様子がおかしいことには気付いていたそうです。本人が申告しなかったため、あえて聞かずに接していたようです。

彼はゲームセット後、私の所に来て初めて、腰を痛めて動かせないことを伝えてきました。
実は私も、チェンジサイド時のベンチでの様子から、異変に気付いていました。しかし、ベンチの動きもなく、本人からの申告も無いので、あえてこちらからもアプローチをかけずに、試合終了を迎えたのです。
増田選手は、チームのみんなに心配されないよう、また対戦相手に気付かれないように試合が終わるまで誰にも言わずに戦っていたとのことです。

これは非常に特殊な例ですが、日の丸を背負った増田選手の強靭なメンタルと、監督、コーチ、選手のみんなが一致団結してチームの状況を考えて戦った素晴らしい結果であり、金メダルに繋がった大きな要因だと考えてます。


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