携帯電話を見ないで真っ白な紙にその大きさを描けますか?~スポーツインテリジェンス講習会レポート~
皆さん、こんにちは。トレーナーの中野です。
1月10日(日)・11日(月・祝)に開催しましたスポーツインテリジェンス講習会2016の1日目、『スポーツにおけるメンタルトレーニング』のレポートをお届けします。
昨年は、プロテニスコーチの小浦猛志氏をお招きし、硬式テニスから見たソフトテニスのシングルスの考え方を伝授していただきました。今年は、その小浦氏とともに残像メンタルカードを開発された高岸弘氏をお迎えし、R(リラックス)/C(集中)/T(目的意識)理論を中心にお話していただきました。
講習スタート直後、参加者に投げ掛けられたのは、自分の携帯電話を見ないで、真っ白な紙にその大きさを描くというもの。結果は、実物よりも小さく描かれる方がほとんどでした。人間は慣れ親しんだものを軽視してしまう傾向があり、実際の大きさよりも小さく描いてしまうというお話でした。「物の大きさ」や「形」、「時間」、「長さ」や「距離」、「力」、「方向性」、「重さ」、「笑顔」など実際のものと自分の感覚との整合性が、何をするにおいても重要であることを再認識させていただきました。
そして、状況判断の場面には、『間髪を入れず 』ではなく、『間髪を入れる』ことが大切で、しっかりと見極めることが必要であるということでした。その『間髪』の時間を短くすることがR/C/T理論であり、そのためのツールとして残像メンタルカードを活用することが非常で有効であるというお話が続きました。R(リラックス)の意味、C(集中)の種類とコントロールの方法をご説明いただき、今回のテーマの中心となる残像メンタルカードの有効な使い方をお伝えいただきました。
どのお話も興味深く、参加者全員が集中して聞いておられたように思います。
内容についても、大変満足していただけたとのご感想をいただいております。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。無事に講習会を終えさせていただき、ご参加の皆様と講師の高岸氏に心より感謝申し上げます。
尚、今回の講習には続きがあり、『残像メンタルトレーニング PART-2(五感の鋭敏化)』と題して、3月5日(土)に開催することが決定致しました!
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
次回は、スポーツインテリジェンス講習会2016の2日目 『身体機能100%活用プロジェクト講習会』のレポートをお届けいたします。
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