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裏方トレーナーの理想像

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皆さん、こんにちは。トレーナーの高野です。

私は工業系の専門学校を20歳で卒業後、製鉄会社に入社して約10年間、主に工場の保守管理(メンテナンス)部門で働いていました。

製鉄会社の花形は鉄鉱石を溶かす溶鉱炉や、熱い鉄を成型する圧延工場などの生産現場です。非生産部門である保守管理部門は、社内での注目も予算も少ない地味な職場です。

しかし、メンテナンスの計画に不備があると、機械の調子が悪くなり、最悪の場合生産停止になれば、多大な損出を会社に与えることになります。
そこで、日頃からの検査・点検を計画的に行い、メンテナンスの優先順位を決め、それを確実に実行することが求められていました。

そして40歳代の現在、私の仕事は製鉄会社の機械のメンテナンスから、スポーツ選手を始めとする身体のコンディショニングへと変わりました。

スポーツ現場の主役は選手であり、トレーナーは地味な裏方の仕事です。
練習の中心は技術練習であり、トレーニングはその技術を支え、さらに発展させるものでなければなりません。
大会前のコンディショニングを見誤ると、試合でパフォーマンスが発揮されないこともあるでしょう。
一日に何試合も行う大会では、脚が動く状態を最後までキープさせるように調整しなければなりません。
そのためには、監督・選手とコミュニケーションをとり、何が求められているのかを考え、些細なことでも気づく能力がトレーナーに求められます。

そんな理想とするトレーナー像には、まだ程遠い私ですが、狭くて危険な工場を這いずり回った20歳代のことを思い出し、選手・チームに貢献できるよう、今シーズンも広くて暑い試合会場を駆け回っていきます。

会場で見掛けましたら、是非声をかけてください!!
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