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【動画】手先ではなく、骨から動かす

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皆さんこんにちは。トレーナーの市山(しやま)です。
今回は「ストロークの動きが良くなるトレーニング」をご紹介します。

テニスを始めて間もない皆さんは、ボールを打つことが楽しく、ネットを越え相手コートにボールが入るとテニスの面白さが広がると思います。どうしてもボールを打ちたい衝動に駆られてしまうことと思います。ネットを超すことや相手コートにボールを入れることを優先にテニスの練習をしていると、いつの間にか手先(腕)でテニスをするようになります(コントロール重視)。当然、コントロールができると上手いわけですから、ジュニアの時には試合でも勝てるようになります。

しかし、体が発達し、筋力や骨の成長など体の機能が変化してきたときに落とし穴が訪れます。

体幹でボールを打つ」ということがストロークの基本なのですが基本が出来ていない。基本をマスターするためには、今回ご紹介している肩甲骨の動きを考え、手先ではなく骨から動かすストロークを練習してください。



<肩甲骨の動きについて>

肩甲骨には、6種類の動きがあります。

 

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 ※医道の日本社「身体運動の機能解剖」より



<肩甲骨を動かす>

たとえば、ストロークで重要なことは、スイング意識よりもまずはラケットを引くこと(テークバック)です。

ラケットを引く動作では、肩甲骨の「内転」(写真右上)と「上方回旋」(写真左下)の連動ということになります。

身体よりも肘の位置が後ろになるように、意識することが大切です。


肩甲骨を動かすトレーニング方法を一つご紹介します。

『ローイング』



☆ポイント☆

・腕を前に伸ばす時は「手の平が上向き」、肘を引きながら「手の平を下向き」にしましょう。

この動きで肘を引く内転動作に、上方回旋が連動します。

・軽く脇を開きますが、「肘は胸の高さ」で、肩に力が入りすぎないように気をつけましょう。


トレーニングとしても、練習や試合前のウォーミングアップにも効果的です。

肩甲骨の可動域が広がると、効率よく腱や筋肉を引き伸ばし、大きなパワーを生み出せるようになります。

また、猫背などの要因で肩甲骨がうまく使えず、動きが悪くなると、肩や肘周りの小さな筋肉に大きな負担がかかり、故障の原因にもなりやすいです。

普段から良い姿勢を意識できるようになると良いですね。


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