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韓国から書いてます!

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「部活運営のヒント」メルマガの読者のみなさま

アニョハセヨ。

NTT西日本広島の堀です。

今回の記事は前回までの記事から早くも脱線してしまいますが【番外編】としてご了承ください。

実は今、韓国からこのメルマガを書いております。

●オモテナシの理由

沢山の方々の支援のお陰で、韓国の国務大臣杯という大会に参加しています。
 
日本最大のライバル国である韓国の懐にいっそ飛び込んでしまおうという思いで大会参加が実現したのですが、韓国連盟は快く受け入れてくださいました。これも韓国と深い繋がりがある方々との出会い、支えによるものです。

韓国の方々にも、こちらでは大変手厚いオ・モ・テ・ナ・シを受けております(古っ!)

「なぜここまでしてくれるのですか?」

と聞くと、

「何を言ってるんだ?毎年広島のアジアカップで良くしてくれるじゃないか」

と言ってくださる方もいれば、

「シニアの大会で日本人に大変良くしていただいた」

と言ってくださる方もいます。
 
そういった話を聞くと、何とも言えない嬉しい気持ちになるのですが、ある会社の社長さんが

「私は金持ちじゃない。人持ちだ」

と言われていたのを思い出します。お金よりも大事な人、仲間をたくさん持っている・作ろうと努力している、と言われました。私の周りにも人を大切にしない人、あるいは権力や力のある人にだけ媚びへつらう人がいますが、そういった人を目にするたびに残念な気持ちになります。
 
私も出来ているか日々自分に問いかけますが「金持ちよりも人持ち」心に留めておきたい言葉です。

●すべては「縁」から

さて、韓国のソフトテニスチームは全てプロチームです。

彼らの情熱、姿勢、取り組み、プレースタイルは大いに勉強になり、選手はとても刺激を受けています。
NTTは強いからそういう大会に出れるのだと思われる方もいらっしゃると思いますが、実はそうでなく、たくさんの方々との"縁"があってこの韓国行きが実現しました。

改めて韓国連盟と韓国チーム、韓国連盟に働きかけてくれたソフトテニスを通じ出会った方々に心から感謝します。

"縁"といった意味では、今回仕事上で、岐阜県の保安企画の皆様との出会い、繋がりがうまれたお陰で「JASP」に関わることが出来ました。大好きなソフトテニスを一生懸命に取り組む選手のお陰で仕事の中で役立つことが出来たわけです。企画に携わっている社内の皆様、そして保安企画様に本当に感謝です。これからも真摯に取り組んで参りますので是非みなさん「JASP」に登録してみてください。
http://jasp.jp/

「人を大切にする」ということに加えて「物を大切にする」ことも忘れてはいけません。我々にとってラケットを含めた道具、学生のみなさんは勉強道具も入るでしょうか。
 
私のこれまでの経験では道具を雑に扱う人で大成した選手はいません。ボール1個にしてもそうです。ボール1個が何円かご存じですか?

たくさんの人の支えがあってラケットを持ち、シューズを履き、練習できるボールがあるのです。それを雑に、乱暴に扱うことは、携わってくれた人々の行為を踏みにじるようなものです。

イチロー選手はなぜ一流か

先日、イチロー選手の日米通算安打世界記録が話題になりましたが、超一流のイチロー選手は昔から道具を誰よりも大切に扱うそうです。
 
試合が終わって、他の選手がロッカーから引き揚げた後も、ひとり黙々と使った道具を丁寧に丁寧に手入れをし帰るそうです。

イチロー選手が記録達成のインタビューで言っていましたよね?
「私は昔から何かをしようとするとき始めは笑われた。笑われたことを糧にずっと頑張ってきた」と。
イチロー選手も小学生、中学生から野球がうまかった、超一流だった訳ではありません。
 
イチロー選手は道具に感謝し、それをそろえてくれた周囲に感謝し、
「もっと頑張ってうまくなりたい。強くなりたい」と手入れをしていたのだと思います。

人は自分より優れた人を見たときに「天才だ、能力が違う、センスが違う」と言います。その一言で片付けてしまうのは楽なのです。

私はどうなのかなと思います。

イチロー選手の一流たる所以は、こういった目に見えない日々の積み重ねがあります。
是非心に留めておきたいものです。

それではまた。第5回目でお会いしましょう。


JASP(ジュニアアスリートサポートプログラム)
http://jasp.jp/に登録しよう


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