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【動画】勝負どころで打てる!レシーブ強化練習

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こんにちは、清明学園中学の高橋です。

今回もメルマガ読者の顧問の先生方からの質問を頂きました。ありがとうございます。

お互い、がんばりましょう。

高橋先生へ
いつも楽しみに読ませていただいています。わたしは、中学校でソフトテニス部の顧問をしております。レシーブミスが多く、どうしても勝つことができません。ボールへの入るリズム・タイミング、軸足の蹴り足について、動画をおねがいいたします。お忙しい中すみません。また、投稿楽しみにお待ちしております。

 8月の頭に、以下のように投稿させてもらいました。

私は、大会中に打つコース・フォームではなく、生徒のボールへの入るリズム・タイミングそして何よりも軸足の蹴り足を見ます。
そして運動連鎖ができているかどうかを確認します。そこに何らかの原因でうまく蹴ることができなかったらチェンジサイズで確認をします。数少ないセカンドレシーブのチャンスにラケットを振って攻撃するという練習を年間通して行ってきても出来なくなることが本番の勝負なので、そこを徹底して選手に伝え続けます。

 全国大会でもあと一歩というところで敗退しましたが、やはりセカンドレシーブのミス・精度の甘さがありました。

セカンドレシーブ練習のショート動画を4本撮影しましたので、掲載いたします。

(1)


(2)


(3)


(4)



 この動画のように大げさに動きを入れて打たせましたが、勝負どころでは、ラケットが振れなくなります。

その時に、身体の予備動作を少し入れさせます。こうすることによって緊張を緩和さて力を抜かせます。そして、緩く入ったセカンドサービスに対して、前回もお伝えした片足からのスプリットステップからの踏込みをさせています。
 
 そして、右利きの選手であれば右足の先端を見ます。その右足裏の先端が地面をよく押し蹴ることができていれば、その先にあるラケットの先端は走ります。ラケットの先端と右足は繋がっています。人間の身体って面白いですよね。
 
あとは、数多く打たせてください。私は、都大会に出場してもなかなか勝てない時期がありましたが、徹底してセカンドレシーブの打ち込みに時間を割いてきました。どれだけボレー・スマッシュが上手くなっても、レシーブが攻撃的でなければ、ボレー・スマッシュを披露する機会がありません。毎日打ち込むことをお勧めします。

 ご参考になれば幸いです。


( おまけ )
 
 夏の疲れがとれません。先生方、いかがですか?
9月に入り、身体が動きません。

コートへ行っても私自身のやる気があがらず、何気なく過ごしていました。
疲れがたまると、よくあることですが、そのような気持ちになると、いつも無心でグラウンドの草むしりを行います。生徒が朝練をしている横でひたすら草むしりをします。汗をかいて単純な作業に心を込めて雑草を抜くと、少しずつエネルギーが溜まってくるように感じます。今回も一週間ずっと雑草を抜いていました。
 
ある日、朝練を終えたある生徒が私の方に駆け寄り、「 先生!朝から草むしりありがとうございます。 」とお礼を言ってくれました。私は、生徒のためにという気持ちは毛頭なく(笑)、自分のために行っていましたが、このように生徒が感じて言葉で伝えて来てくれた瞬間に「 また、この生徒のためにも一年間、がんばろう。 」と思います。ハードな日々を過ごしても、このような生徒からの一言で癒されます。


 次回は、全国大会団体戦前夜のミーティングについて、ご紹介したいと思います。





では!


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●参考情報:

清明学園・高橋先生に関する記事:

 ●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー

[ 高橋 茂 監督 プロフィール ] 
 清明学園中学校 ソフトテニス部顧問 
 全日本アンダー17男子コーチ 

[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
 (平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場 
 関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝 
 第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝 
 過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上 
 
 
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