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【動画】賛否両論!?カットのローボレー

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部活運営のヒント 読者のみなさま

こんにちは、清明学園中学の高橋です。

今回は、ローボレーのスライスカットの動画をご紹介します。

賛否両論ある技術かと思います。清明学園では、数年前から取り入れています。
 
陣形がめまぐるしく変化する現在のソフトテニスにおいて、ダブル後衛の陣形をとられて相手に前方のスペースにボールを落とすプレーは、必要だと考えています。

 しかし、実際このプレーでミスをすると、あそこはドライブでしっかりとつないでいれば・・・とアドバイスをもらうこともあります。やはりあまり理解されにくいプレーかもしれません。本校で共に指導をしている指導スタッフからも、反対されることもあります。

 生徒はこの練習を楽しく取り組みます。やはり型にはまったプレーよりも、これを
「 どの場面でどこに落として崩してやろう 」と考えるのは楽しいようです。







球出しをしてからの練習から、実際に一対一で行う形を紹介しました。
ポイントは手首の形を変えない。この一点に尽きると思います。
そして、全身を使ってボールの勢いを吸収する。そのためには、全身の脱力するタイミングが大切になっていきます。

大会で実際にプレーをして得点に結びつくことは、一つの大会を通して2・3本あるかないかですが、行うことでプレーの幅を広げることができると思います。
ただ、これを多用して練習を重ねすぎると、今度は一番大切な脚でさばくことをさぼってしまうようになります。いわゆる上半身だけのさばきになる生徒が出てきます。そこは指導者の方が、声をかけてうまく使い分けることを促してあげてください。

参考になれば幸いです。

PS
 
 先日、「 先生のコトバ展 」に行ってきました。ネットでもたくさんみれます。
誰にでもあるであろう、先生からの忘れられない言葉を一般から募り、パネル展示されていました。以下のような言葉が紹介されていました。
「 なんのために勉強するか、優しくなるため 」
「 逃げ道をつくるのはやめなさい 」
「 あなたの天真爛漫さは、武器です 」
 ついついソフトテニス部の生徒には、厳しい言葉で追い込んでいる自分がいます。彼らの心に響く言葉を投げかけたいものだと感じて見学してきました。
 昨年、卒業式間近にある保護者が、私の顔を見た途端、号泣されました。
 内容を聞くと、その保護者の娘さんが受験で第一志望を不合格になったときに、私が励ましたようです。「 先生のその言葉で、娘は奮起できました 」と・・・。
 しかし、私は、気合を入れて声をかけたわけでなく、表情がよくなかったので、何気ないアプローチでした。そのような何気ない一言でも生徒に、大きく影響することを知りました。
彼女から学びました。
今後も、生徒・選手に投げかける言葉・会話は大切にしていこうと思いました。
 指導者の方々にもある生徒に影響を与えたコトバがあれば、教えて下さい。

次回は、サービス時の左手の使い方をご紹介します。

では!


【編集部より】
※このたびは編集部の都合により配信が遅れたことをお詫び申し上げます※

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●参考情報:

清明学園・高橋先生に関する記事:

 ●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー

[ 高橋 茂 監督 プロフィール ] 
 清明学園中学校 ソフトテニス部顧問 
 全日本アンダー17男子コーチ 

[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
 (平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場 
 関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝 
 第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝 
 過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上 
 
 
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