ソフトテニスのポータルサイト「ソフトテニス・オンライン」
ソフトテニスを楽しくするBlog

後衛レシーブミスの後の・・・

 58a6aa64-s

部活運営のヒント 読者のみなさま

こんにちは、清明学園中学の高橋です。


前回に続き、B選手の感想戦を紹介します。

この選手は前衛です。他校の有力前衛選手のスコアーもある程度は、記録して把握していますが、その有力選手と比べても得点力はあります。しかし、個人戦でチャンピオンになれませんでした。勝てませんでした。


 スコア―をまとめてもサービス・レシーブは安定しています。得点力もありました。でも勝てなかった。ペアーの後衛もミスが多かったのですが、そのせいではありません。試合後、落ち着いて本人と会話をすると、私が伝える前に本人は、理解していました。私の考えと本人の感覚は一致していました。

それは、「 後衛のレシーブミスのあとにレシーブミスをしているということです。 」
2ポイント連続で失点しているということです。そしてそのレシーブゲームを落としています。


 ここをこの1週間で修正するため、よくレシーブを打っていました。
 
そして団体戦。彼は全勝でチームを優勝へ導きました。しかし、今回も決勝戦で自分のペアーがリターンミスをした後に、彼もミスを続けてしまいました。相手に流れがもっていかれます。
またさらに自分の後衛が慌ててしまいます。
 
 テニスは2点、相手より多く得点を重ねていくスポーツです。
リターンミスでの連続失点は勝敗を大きく左右してしまいます。

 今年の都大会女子個人戦の決勝戦は、ハイレベルで驚きました。今年も東京女子は、全国でも戦えるなと感心していました。その戦いでも勝敗を分けたのは一本のセカンドレシーブミスであったと感じています。

 自分のペアーがミスをしたときに、大きなプレッシャーがかかってきます。メンタルからの影響を受けます。しかし、この原因をメンタルだけにしてもよいのでしょうか。メンタルも大切ですが、、、、そこで、しっかりとレシーブを返球するスキルの問題と捉えてほしいと思います。具体的に言うと、その場面でしっかりと深さ高さを使って、相手サーバーに返球するスキルをあげないといけません。
 彼には、このスキルをあげて、またさらに上を目指してほしいと思います。
 
 次回は冬場のトレーニング要素を加えたストローク練習を紹介します。

PS  都大会期間の合間でしたが、アスレティックトレーナーの小森拓実さんの
トレーニング講習会に参加していきました。自分で勉強していても、知らないことばかりで、とても勉強になりました。今回は指導者対象でしたが、次回は知り合いの学校を集めて中学生対象の講習会をお願いしたいと考えています。
IMG_0447


Tennis・soft tennis Physical Measurement代表
小森 拓実(こもり たくみ)
【ホームページ】
Facebook
Instagram


次回は詳細をこちらで紹介できればと思っています。

 また都大会翌日平日夜間にも関わらず、50名以上の中学生男子を集まり、都強化練習会を行いました。東京も上位層はすべてジュニア出身ばかりです。なんとかジュニアでなくても、テニスが上達してさらに好きになってほしいと願って開催しています。
 すべては伝えきれないのでテーマをもって行っています。

IMG_0448


また今度、こちらでも紹介できればと思っています。


では!


【編集部より】
※このたびは編集部の都合により配信が遅れたことをお詫び申し上げます※

高橋先生へのお手紙、ご質問、レター等をお待ちしております!
ニックネーム・所属(学校名)・質問・レター内容を添えて、
sofuonhenshubu@gmail.com 
までお寄せください!
(ご質問の場合、・ニックネームおよび先生からの回答はメルマガ上で紹介させていただく場合もございます。個人が特定される情報は掲載いたしませんのでご安心ください。)
 
●参考情報:

清明学園・高橋先生に関する記事:

 ●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー

[ 高橋 茂 監督 プロフィール ] 
 清明学園中学校 ソフトテニス部顧問 
 全日本アンダー17男子コーチ 

[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
 (平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場 
 関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝 
 第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝 
 過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上 
 
 
高橋先生の指導に対する考え方がいち早く読める! 
メールマガジン「部活運営のヒント」(無料)の購読登録はこちら