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【NTT船水より】 後衛よ、『時』を操ろう!

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船水雄太です!私自身は2回目の寄稿となります。

今回は『打点の幅』というテーマで話していきたいと思います!

後衛をしていると、気にしてなくても相手前衛が気になったり、試合の大事な場面になったら取られたくない気持ちになってついボールを入れにいって、ポーチボレーをされたりと言う経験がありますよね??
今回はそう言った場面で使える打点の幅と言うものを紹介します!

皆さんは基本のストロークを打つ時は1.2.3のリズム(1.スプリットステップ・2.バウンド・3.インパクト)でボールを打つと思います。
これが基本となり、ここからが重要となる『幅』です。

20161216配信用① (2)
基本プレー ストローク(1)~サイドストローク

基本の11:27 2016/12/08リズムではなく、2.3のタイミングを速めてストロークを打ちます。
これがNTTの村上雄人選手が武器とする「ライジング」と言う技術です!
硬式テニスでよく用いられるショットですが、バウンドしてボールの上がりっぱなを打つ難しいショットです。
相手前衛は1.2.3のタイミングでボールを待っているのに対してライジングでテンポを速めて打ち返す事によって前衛のタイミングが合わない!間に合わない!相手のリズムを狂わせるショットです!

20161216配信用② (1)

次は1.2.3.4のタイミングで打つショット、アンダーショット(ひきつけ)です。これは先程のライジングに対して遅いタイミングで打つショットです。
本当は前の打点、腰より上の打点で打てるのですが、身体全身でタメをつくり膝位の高さで打ちます。
これが打点の幅と言うものです!懐(ふところ)とも言いますね!

使い分けは様々で、はじめは1.2.3.4のタメのあるリズムで打ち、試合の後半にライジングショットを打つなど自在にタイミングを操れる様になれば、勝率もグンっとUPすると思います。

よく後衛はボールをつなぐだけで地味だ!泣
最後のカッコイイ所は全部前衛がもっていく。。泣
なんて思ったりしませんか??
そんな事は決してないんです!!

大事なポイントまでタメて打ったり、ライジングを隠し持っていたらどうなると思いますか??

たとえばマッチポイント、大事なポイントの時にライジングを前衛方向に打つ!
→相手前衛は気付いたらボールがきている
→後衛のポイント!

同じくマッチポイント、大事なポイントの時に1.2.3.4のリズムで打つと…
相手前衛がいつものタイミングでポーチボレーにくる
→前衛が動いたのが見える
→その反対に打つ
→後衛のポイント!

そうです!後衛は試合を自由に操る事ができるのです!
後だしジャンケンができる様な感じです!
コースの駆け引きだけでなく、打点の幅でも駆け引きできる様になってくると、どんどんテニスの楽しみ、深みが増してきますよ!

はじめは難しいと思います。力んだり、手打ちになったりすると思います。
小刻みに足を動かして、常にリラックスしておくように心がけましょう。
どんな一流選手でも最初から出来る人はいません。レッツトライ!!

今回紹介した打点の幅を使って相手前衛にタイミングを合わされない様な後衛になりましょう!

後衛よ、『時』を操ろう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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