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#【動画】 1人でもできる!?夏に勝つための練習法

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部活運営のヒント 読者のみなさま

こんにちは、清明学園中学の高橋です。

今回は、トップ打ちの右足(右利き)について考えてみたいと思います。



フィジカルを鍛えている生徒・身体をうまく機能的に使えている生徒のトップ打ちの右足は、身体の体幹からかなり離れていきます。

 IMG_0610[1]
 このように蹴り出しが強くなること、身体の体幹から右脚全体が胴体の根元から離れることができるようになれば力強い安定したトップ打ちが打てるようになります。意識させて練習させるとだんだん離れていくことができるようになります。上半身のスイングも大切ですが、この蹴り出しを試合中チェックすることで上半身の力みをなくして打てると指導しています。





PS お二人( 高校生・指導者 ) から質問を頂きました。ありがとうございます。

こんにちは、長崎の高校ソフトテニス部のキャプテンをしているものです。
1日練習の時の準備運動について質問させていただきます。
1日練習の時は午前中の3時間は準備運動、午後の5時間はボールを使う練習と考えています。ですので、その3時間の準備運動ですべきことをすべて教えて頂けませんでしょうか?

 → 3時間の準備運動とは、素晴らしい取り組みですね。これは、トレーニング含むということでしょうか? 私はトレーニングのプロではないので、すべてを伝えることはできません。しかし、肩甲骨・股関節の強さ・柔軟性をあげるトレーニングはとても大切だと思います。どのようなものがあるかは、以前このブログでも紹介させてもらっているので探してみて下さい。またトレーナーさんがアップしてくれているものはとても効果的です。ぜひ取り入れてみてください。

 参考になるかはわかりませんが、本校では、この冬場、『 跳ねる力 』の向上をテーマにいろいろな全身のバネがあがることを意識させています。 
参考に動画をどうぞ



 
 また10mほどのダッシュを50本以上、10キロ前後をゆっくりとランニングを一日おきに取り組ませています。

文面から想像するには生徒主体で運営をされているみたいなので、自分たちで調べてみるのもいいかもしれません。私は時間があればよく野球部のトレーニングの本を読んだり、強豪野球部の練習を外から見学させてもらいます。野球もテニス同様、股関節・肩甲骨をあげるためのトレーニングをしていますから、同級生の野球部員にも聞いてみれば面白いかもしれません。なにかヒントがあると思います。

 次回は、中間ポジションからスマッシュ練習を紹介します。

また、1人でできるボールとコートを使ったストローク練習、1人でできるボールとコートを使ったスマッシュ練習を教えて頂けませんでしょうか?
どうしても1人しかいないとういう時もあるので、その時のために教えて頂けませんでしょうか?どうかお願いします。

→ 一人練習メニューを教えて下さい!このような質問は初めてです。恐るべし意識の高い生徒さんですね。一人でとなると、一人で球出しをしないといけませんから、このような練習はどうでしょうか?? 一人ジャンピングスマッシュ
 
 本校でも身体の使い方・トレーニング要素を狙いとして行うことがあります。もちろん中学生なので、難しい部分はありますが挑戦させています。高校生ということで、是非スマッシュ力アップのためのボールを使った一人での練習。行ってみて下さい。
 今年は、長崎全中です。長崎の高校生ということで、とても縁を感じています。
頑張ってください。質問ありがとうございました。

お二人目です。
お世話になります。先日レシーブについて、質問した者です。高橋先生のコラムいつも参考に楽しみに読ませてもらっています。さっそく高橋先生に教わった練習方法を実践しました!なんと県大会でベスト4には入り、生徒に自信をつけてあげることができました。このレベルになってくると技術の差はあまりなく、戦略、戦術、前衛の仕掛けなどが大切だと感じるようになりました。高橋先生は戦術戦略の指導、後衛の打つコース、前衛の仕掛けなど、どのように指導されていますか?

→ 県大会ベスト4おめでとうございます。
中高指導者には、戦術に長けた先生方はたくさんいますよね。上位チームの試合をみて学ぶことばかりです。私はこの部分が弱くて弱くて日々勉強中です。私が教えてもらいたいくらいです。私なりにお答えさせてもらいます。
まず、相手ができる、できない、得意・不得意、そしてこちらの生徒ができる、できない、得意・不得意を把握することが第一歩だと感じています。それを踏まえたうえで、考えてはどうでしょうか。
後衛の配球・・・まずこちらが相手を動かしているかを考えます。動かしていくなかで、駆け引きが始まると考えます。動かすと言っても、コートの端から端まで動かすボールもあれば少し角度をつけるとか、少し高さを変えるとか、少し深さを変えるとか、また回転を変えて相手が気持ちよく打てないようにしていくことがポイントになります。
逆を言えば、こちらが苦しい場面になったときには、ここへの返球というものをベースに考えて、さらにそれを叩いてくる好前衛もいるので、いろいろなコースへ打てるようにという練習はよく行います。日々の練習でどのような状況下においても、複数のコースへ打てることができる練習をしていかないといけないと考えています。

前衛のしかけ・・・こちらは、前衛のタイプにも寄りますので、一つの答えは導き出せませんが、生徒に伝えているのは、前衛一人でポイントがとれるようになろうと練習をしています。レシーブからの崩し、次を決める。このパターンですね。これができる・できないの前衛力の差は大きいと思います。
先日の宮崎ジャパンカップである前衛が、1試合で自分のレシーブから得点を決めたのは、私が見ただけで5・6本もありました。それだけで優位に試合を進めていくことができます。
とても魅力あるプレーだと思います。
 あとは、試合の後半にどれだけ得点ができるか、どれだけタイミングを合すことができるかを日頃から練習してさせましょう。

 とても長くなりました。参考になれば幸いです。

   【編集部より】 
※このたびは編集部の都合により配信が遅れたことをお詫び申し上げます※
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●参考情報:

清明学園・高橋先生に関する記事:

 ●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー

[ 高橋 茂 監督 プロフィール ] 
 清明学園中学校 ソフトテニス部顧問 
 全日本アンダー17男子コーチ 

[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
 (平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場 
 関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝 
 第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝 
 過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上 
 
 
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