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言うは易し行うは難し

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部活運営のヒント 読者のみなさま


こんにちは、清明学園中学の高橋です。




今回は、本校の夏にむけたコンディション作りについてご紹介したかったのですが、
試験前ということもあり動画をとることはできませんでしたので、またの機会にさせてもらいます。

  勝負の夏が近づいてきました。
 私自身が、ベンチで生徒ともに考えて行うことをご紹介します。
 それは、自分の話す言葉に気をつける!!です。
 「 マイナスの言葉を言わない ことです。
  
 毎朝、出勤したら誰もいない職員室で自分のノートと向き合います。
本日の仕事内容の確認をして、
 自分がどのような一日を過ごしたいのか。
 自分がどのような人間になりたいのか。
 どのようなところを改善したいのか。
 
 そのなかに 『 言葉を意識して使う 』をほぼ毎日書いています。

 *朝早く出勤して誰もいない職員室での仕事は爽快です。
  昼間の2~3倍の集中力や仕事量をこなしていると感じています。

 ただ、言うは易し行うは難しです。

  例えば、、、、
生徒が約束を守らない・手を抜く・自分で解決しようとしない
 学校生活での問題行動を起こす などなどが発生した時に
「 だから、あなたは勝てないのだ 」
「 このままいけば、夏は勝てないぞ 」
「 このまま負けて卒業でよいの 」
「 なぜあなたはテニス部にいるの??やめれば・・ 」
 
 などと生徒のマイナスイメージが強く残る伝え方をしてしまっています。

 それよりも
「 このミスをどのようにプラスに変えればよいか考えてみよう 」とか
「 この部分ができるようになれば、全国で勝てるぞ 」とか
 プラスのイメージで前向きになれるメッセージを伝えたほうがよいと考えています。

 特に、最後の勝負の夏は、どれだけセルフイメージを強く持てるかが大切になりますので自己肯定感を与えられるようなメッセージを送りたいものです。

孫子も以下のように表現しています。
 
『 悲観的に準備して、楽観的に行動する 』

 練習中は「 まだまだ未熟だ 」と考え、試合になれば 「 必ずできる 」
自分に言い聞かせる。このようなところがポイントになるかと思います。

 『 マイナスな言葉を使わない 』ということだけで人生が拓ける気がしています。
 指導者の方々はいかがでしょうか。

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  孫子の本はいくつか持っていますが、こちらはお奨めです。

PS 
  近々、ある尊敬する先生とコラボ練習会を企画しています。
 
内容はというと、私が、その先生のチームを指導する。
  その先生が、本校を指導するという企画です。
  高校の先生方は、よくやられていて、とてもうらやましく感じています。
  お互いで勉強し合いながら高め合う。本当にうらやましいです。
 何度か関東の中学ソフトテニスでも行いたく、信頼する何人かの先生方に声をかけさせてもらったのですが、未だに実現できていません。
 
先日、ある2県の都道府県選抜男子チームがこのコラボ練習会を毎年、行っていることを伺いました。素晴らしいことだと感じています。
その2チームは本番ではお互い、常に上位を争っていますし、お互いの勝利をたたえ合っている姿には毎年、感動しています。
 
このようなコラボ練習会をもっと、行っていきたいと感じています。
 もし清明学園と行ってくれるチームがあれば、ぜひともお願いします。勉強させてください。



【編集部より】 
※このたびは編集部の都合により配信が遅れたことをお詫び申し上げます※
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●参考情報:

清明学園・高橋先生に関する記事:

 ●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー

[ 高橋 茂 監督 プロフィール ] 
 清明学園中学校 ソフトテニス部顧問 
 全日本アンダー17男子コーチ 

[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
 (平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場 
 関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝 
 第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝 
 過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上 
 
 
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