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【動画あり】尽誠学園の選手が強いボールを打てるワケ

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みなさんこんにちは、清明学園中の高橋です。 
 
今回は尽誠学園高校女子ソフトテニス部、伊加先生が考案された練習方法を動画とともにご紹介します。

先生はこの時期はボールを数多く打ち込むことを非常に大切にされています。

今回ご紹介の練習に取り組むと、以下の様な効果があります。

●ボールに集中できインパクトがぶれなくなる

●ビシッとしたインパクトが身につく
 
●ボールをつぶす感覚がわかりボールが「強く飛ぶ」ようになる


先日、全日本の合宿である高校生選手とこのような会話をしました。
 「直前に控えたインドアでの全国高校選抜で戦うための練習と、夏に向けて打ち込むことを両立させなければ」
そうなのです。最終的には「夏」に勝つことが重要。

そのために、「今」何に取り組むべきでしょうか。


<用意するもの>
●子供が使う野球のプラスッティクのバット
●ジュニア向けの野球の穴あきボール

準備はこれだけです。

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こちらを手投げで、バットを使い打ち込みます。動画をご覧ください。

なんと、

伊加先生にお願いしたところ、たまたま尽誠学園高校出身の早稲田大学4年生、世界チャンピオン小林奈央選手が練習に参加されていたので、動画を送っていただきました。


●動画1(後ろから撮影) 

 

●動画2(横から撮影)

 

●動画3(正面から撮影)

 


●動画4(横から撮影)



●動画5(後ろから撮影)

 


こちらで打ち込んだあとに、実際にラケットを使った打ち込みへと流れていきます。

まずバットで打ち、その後ラケットで打つということが非常に効果的なのです。

取り組んでいる生徒さんの感想です。


●ボールに集中できインパクトがぶれなくなった。

インパクト付近のスイングを意識するので、後でラケットでボールを打つとビシッとしたインパクトができる
 
●(シュートボールのようにボールを飛ばすことが狙いなので)バットを打点の後ろからボールをつぶす感覚がわかり、実際にテニスボールが「強く飛ぶ」ようになった。


さすが高校生の感想です。とてもわかりやすい。

そして、効果があることがおわかりいただけると思います。 


いかがでしょうか? 

ジュニアでも中学生でも楽しんで取り組める姿がイメージできます。

いま、試験中の学校も多いと思いますが、ご紹介する練習方法は、安価で準備しやすいです。試験中にそろえ、試験後から取り入れることをおすすめします。

* * * * * *

伊加先生はその時の生徒さんの実態を踏まえて、いろいろな練習を考案して取り組まれています。

今回は、この練習メニューを紹介するだけでなく、指導者が工夫をしていろいろなアプローチから手掛けていくことの一例として、とても勉強になります。

指導者の方々にそのような指導者としての姿勢・態度も知ってほしく、今回、ご紹介しました。


* * * * * *

次回は、身体機能をあげるある工夫をした「キャッチボール」です。【動画】でご紹介します。

また次回お会いしましょう。



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<高橋先生 参考情報>

●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫る!(インタビュー記事)


[ 高橋 茂 監督 プロフィール ] 
 清明学園中学校 ソフトテニス部顧問 
 全日本アンダー17男子コーチ 

[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
 (平成26年度) 全国中学校大会 男子個人戦優勝、男子団体戦出場 
 関東中学校大会 男子個人戦優勝・ベスト16、男子団体戦優勝 
 第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝 
 過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上