【必見】「中学で勝つ」ためのトレーニング(前編)
提供:ジャパンライム
こんにちは。ソフオン編集部です。
3月に入り、少し暖かい日が出てきましたね。
各学校とも、春季大会へ向けて追い込みの時期ではないでしょうか。
今回はこの3月に新発売となった、編集部もオススメのトレーニングDVDを2回連載でご紹介します。
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近年、各種スポーツ分野においてトレーニングの重要性が注目されています。
今回は、ソフトテニスの独特な動きに対応した中学生(&小学生)に特化したトレーニングメニューが収録されたDVDのご紹介です。
技術練習だけで勝とうと思っても限界があります。
ある一定以上のレベルに行くには、体のコンディショニングやトレーニングは男女とも必須。
中学のソフトテニスで上位を目指すなら、必見の内容になっています。
●怪我をしにくい身体をつくる
スポーツをする上で1番の障害といえば『怪我』です。
怪我にも様々なものがありますが重症になるとプレーはおろか日常生活にも支障が出ます。
怪我の予防となるものが練習の開始時に行うウォーミングアップストレッチです。このストレッチは運動前に体のいたる部分を温めてくれるだけでなく、より正しく気を使いながらストレッチをすることで能力の上昇にも期待が持てます。
身体能力は個々で違いはありますが眠っている部分を引き出してあげることで怪我を未然に防いだり技術のレベルアップを加速してくれる可能性が広がります。
今回のより効果的なウォーミングアップストレッチ方法の講師はこの方。
中野 道治 氏
(スポーツインテリジェンス株式会社)
スポーツインテリジェンスさんはソフオンのメルマガ「部活運営のヒント」でも連載中。
それでは全2巻の1枚め「ウォーミングアップドリル編」を覗いてみましょう。
●歩き方から動きを見直す
普段、練習前のウォーミングアップは軽くランニングし、体育の準備体操をしてから練習に移っていくチームがほとんどかと思いますが、選手の歩き方や走り方に注目したことがあるでしょうか?
「陸上選手じゃないのだから走り方のフォームに関してそこまで考えなくても。」
と思ってしまうのが一般的ですが、歩き方や走り方のフォームの改善は運動能力の向上や怪我の予防に大きな効果が期待できます。
フォームを改善することは陸上競技なら短距離走のタイム向上も期待ができますね。
ソフトテニスにおいて足は速くて困ることはありません。むしろ少しでも早い方がいい。
なんとなく行っているジョギングの準備運動から指導することができる内容になっています。
●ストレッチには時間をかけよう
早くボールを打ちたいがために準備運動を十分に行わず練習に入ってしまいがちですが、準備運動はその名の通り、身体に練習する前の準備をしてあげる動きになります。
またこの準備運動でその日の身体の状態もわかりますし、ケアしなくてはいけない部分をしっかりと把握することができます。
パートナーとストレッチを行うことで1人では行うことのできないストレッチも可能になります。ペアで行うとコミュニケーションをとる良い機会にもなったりします。相手のことを想いながら自分の身体をしっかりほぐすのは準備の段階で大切なことです。
●下半身の強さはストレッチから手に入れる
よく『膝を曲げて腰を落として打ちなさい』と指導したりされたりすることがあると思いますが頭ではわかってても、注意されたその場だけできても、大半の選手はすぐに状態が起き上がってきてしまいます。
これは単純に下半身の筋力が無いからなのではなく、日課としてウォーミングアップやストレッチの段階でこの動きを入れてあげることが重要になります。
今回収録されているトレーニングはインナーマッスルを鍛えるメニューにもなっています。今流行りの『体幹トレーニング』ですね。
身体の内側の筋力を鍛えることで、打球時やダッシュストップ時の身体のブレを抑える力を養う効果が期待できるわけです。
●キャッチボールでバランスを整える
テニスの動作は野球の動きと非常に酷似していると、ここ2~3年で強く聞くようになりました。特にキャッチボール、ボールを投げる動作はテニスのサーブの動きにとても近いです。
近年は男の子でも幼少期に親や兄弟とキャッチボールをする機会が減ってきていますが、キャッチボールの動作をしっかり身につけることでオーバーハンドサービスの成功率アップにも大きな期待ができるわけです。
このDVDには普通のキャッチボールだけではなく、よりオーバーハンドサービスに役立つキャッチボールの練習方法も収録されています。オーバーハンドサービスの成功率が低い方には是非見ていただきたい内容ですね。
●時間がなくてもウォーミングアップはしっかりと
日が短い時期は練習時間が限られているのでどうしてもウォーミングアップはそこそこにしてボールを打ち始めてしまう事が多いかと思います。
腱の部分の温度が十分に上がらないままボールを打つ練習を始めてしまうと肩や肘、腰や膝などを痛めてしまうだけではなく最悪の場合はアキレス腱を切ってしまうような大怪我につながります。
技術アップのためにボールを早く打ちたい気持ちはわかりますが、怪我をしてしまってはより長い期間プレーに制限が必要となってしまいますのでこのDVDで正しくかつ技術のレベルアップにもつながるウォーミングアップ法を身につけて実践してみてください。
(提供:ジャパンライム)
次回は一般的な筋力トレーニングに加え、実戦的な練習を交えながら動きとパワーをつくる「ソフトテニストレーニング(2巻目)」をご紹介します。