【動画あり】必ず効果があります
みなさんこんにちは、清明学園中の高橋です。
本校が取り組んでいるトレーニング・アップを紹介します。
本校では、平日朝練40分間、平日午後練習90分間と限られた時間のなかでも、ウォームアップ&トレーニング要素が高いものを10~15分行っています。とても効果があると信じて行っています。
●トレーナーと契約しようと考えていますがどう思いますか?
3年間しっかりと取り組んだ生徒は、体格・体形が変わってきます。
3年間しっかりと取り組んだ生徒は、体格・体形が変わってきます。
なので、生徒がどのように取り組んできたかは一目瞭然で分かります。
先日、東京の上位校の高校の先生から質問されました。
「 トレーナーと契約をしようと考えていますが、どう思われますか? 」
私は、迷うことなく
「 必ず効果があります。お金の面がクリアーできるのであれば是非契約してみて下さい。 」
と答えました。
強豪高校チームではトレーナーからサポートを受けるというのは当たり前になっています。しかし、普通の中学チームがトレーナーからサポートを受けるのはなかなか難しいと思います。なので、指導者自身、生徒自身が勉強するしかありません。
●清明学園で取り組んでいるトレーニングはコレ!
今回はいくつかを紹介します。時間もお金もかからないものです。
ソフトテニスのプレーに反映する特化したものです。ぜひ参考にしてください。
① 股関節
テニス競技で大切な股関節周辺のトレーニング・ストレッチです。
十分に身体を温めてから最後に行う強度の高いものです。
時計回り・反時計回りと各10周行います。生徒はヒーヒー言いながら取り組んでいます。
こちらは全日本U17トレーナーの中野さまが合宿で選手に紹介してくれました。私は、これはいい!と、すぐに学校で生徒に実践させています。
実演している生徒は、よくできる生徒ですが、もう少し骨盤が起き上がり、足のつま先が上に向いたり下に向いたりと大きく動いてくれるようになればベストです。最初のころは、柔軟性がない生徒は、手を後ろにした時点でお尻がついていました。日々の積み重ねで、あがっていきます。
② スクワット
下半身強化・伸張反射を使ってのスクワットです。
両足ジャンプ2回行ってから下に沈みます。まず筋力がない生徒は両足でジャンプ踏切・ジャンプ着地すらできません。そこから始めます。できるようなればなるべく地面との接地時間を少なくします。さらにできるようになれば力強く高く跳ばせます。
そしてスクワットをする時には、股関節を開いてお尻をさげる。
(この動きがソフトテニスでは重要と考えています)
このお尻を下げる動作もできない生徒は、上体が崩れます。上体はつねに骨盤を立てる。お尻の穴と頭頂部が一直線になるように注意させます。こちらはコート2面ベースライン分を行わせます。
実演してる選手も不器用な生徒ですが、とても力強いストロークが打てるようになり、その上に技術がついてくれば都大会出場が見えてきました。
③ 肩甲骨周辺
肩甲骨周辺の柔軟性をあげる動的ストレッチです。マエケン体操です。この肩甲骨周辺を鍛えているかどうかは、バックハンド・スマッシュをじっくり見ていくとわかります。
この肩甲骨周辺は鍛えている選手と鍛えていない選手の差はプレーに大きく現れます。宮崎のステップ4で選手には話をしましたが、この部位の可動域・強さ・しなやかさ・柔軟性をあげることをしないとトップにはいけないと考えています。
前周り・後ろ周りと各50回行います。肘で身体の横で円を描くように行います。指導者の方も取り組んでみてください!!肩コリは1週間でよくなります。こちらを行うと最初、関節が軋む?ゴリゴリした音がします。継続していくと、音が聞こえなくなります。可動域もあがっていきます。
実演している選手は小学生のときに野球を本格的に習っていました。見て頂ければわかると思いますが、右利きなので右と左の差があります。このような左右差は身体の歪み、プレーへの悪影響が出てきますので、言葉をかけて左側を特に頑張らせます。
まだまだ紹介したいものがありますが、またの機会にお願いします。
●大切なことは・・・
ただ、大切なことは、これを生徒ひとりひとりがどのように取り組むかです。本校の生徒は、日々の積み重ねの中で、全力で取り組んでいない生徒もいます。いわゆる流して行うということです。毎回は注意しません。
「 あーもったいないな!これでは成長はないな~!負けた時に気づかせるか~! 」
と指導をせずに見守る日もあれば、その場で間髪入れずに指摘することもあります。毎回、私がつけるとは限りません。今は、各自が意識高く取り組むことを生徒にどのように伝えることができる術を模索しています。
と指導をせずに見守る日もあれば、その場で間髪入れずに指摘することもあります。毎回、私がつけるとは限りません。今は、各自が意識高く取り組むことを生徒にどのように伝えることができる術を模索しています。
次回は、いろいろなゲーム形式を紹介します。
●参考情報:清明学園・高橋先生に関する記事:
●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー
[ 高橋 茂 監督 プロフィール ]
全日本アンダー17男子コーチ
[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝
過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上