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新入生に多発するシンスプリント対処法

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皆さんこんにちは。トレーナーの高野です。
大型連休が終わり、4月から入部してきた新入生も、そろそろクラブ活動に慣れてくる時期ではないでしょうか。今回はそんな新入生に多く起こる「シンスプリント」についてお話します。
シンスプリントとは、硬いサーフェス上などでダッシュ、ターン、ジャンプ、ストップなど、激しい運動をした時にふくらはぎの筋肉に大きな負荷がかかり、脛骨(すねの骨)の内側に痛みや不快感が集中するスポーツ障害です。地面からの衝撃に耐えられる筋力が備わっていない、入部2~3か月の新入生に発症するケースが多く見られます。
原因はオーバーユース(使い過ぎ)ですが、同じ練習内容でも偏平足や内股になっている選手が発症しやすい傾向にあります。
脛骨の内側に痛みが出て圧痛があるようであれば、運動を中止しアイシングを行います。痛みが軽減すると、ふくらはぎのストレッチングを入念に行ってください。

<方法>
脚を前後に開きます。
後ろ足の膝を伸ばし、踵を付けたまま少しずつ前に体重を乗せていきましょう。

ストレッチ良い例


<悪い例>

ストレッチ悪い例

特に偏平足や内股の方は、つま先が外に開く傾向があります。
正面から見たときに、後ろ足のつま先の向きが、外に開かないように気を付けましょう。

歩く際に痛みがある場合は、サポーターやテーピングで軽く圧迫すると痛みを和らげられます。
シンスプリントでは、痛みがあっても監督やトレーナーに相談せず、我慢する選手が多く見られます。しかし、シンスプリントの痛みを我慢していると、やがて下腿疲労骨折へと重症化してしまうことがあり、早期の処置が重要となります。
練習に復帰するときは、柔らかいサーフェス(土など)でのジョギングから始め、少しずつ衝撃力に慣れましょう。踵がすり減っているシューズでは、足首が安定せずにアキレス腱やふくらはぎに負担が掛り、再発する可能性が高くなります。また偏平足対策としてインソールも有効です。
適切に対応できれば、2~3週間で練習に復帰できます。その間は上半身や体幹のトレーニングを行えば、復帰後のパフォーマンスアップが大いに期待できます。
今回は、シンスプリントの対処法をお伝えしましたが、痛みを感じる前にケアを行うことで怪我を防ぐことができます。日頃からのストレッチや、疲れを感じる部位のアイシングを心掛けましょう。




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