清明学園流!団体戦メンバーの決め方
●選考試合により全員に平等なチャンスを与える
本校では、今年度よりレギュラーを決める選考試合を行っています。
いろいろな形で行いました。全ペアでリーグ戦をして上位3組が決定。あとの二人は推薦で決める。その推薦は、一名は私が決める。一名は生徒同士が決める。
あるいは、前衛・後衛に分かれてシングルスも行いました。その結果を受けて上位同士を組ませる。いろいろな手法があるかと思います。
現在は、試合や遠征で、前回も紹介したスコア(サービスランキング、レシーブランキング、ポイント数ランキング、ミス数ランキング)などいろいろな数値での評価もつけています。そちらを参考に決めることもあります。
本校では、今年度よりレギュラーを決める選考試合を行っています。
いろいろな形で行いました。全ペアでリーグ戦をして上位3組が決定。あとの二人は推薦で決める。その推薦は、一名は私が決める。一名は生徒同士が決める。
あるいは、前衛・後衛に分かれてシングルスも行いました。その結果を受けて上位同士を組ませる。いろいろな手法があるかと思います。
現在は、試合や遠征で、前回も紹介したスコア(サービスランキング、レシーブランキング、ポイント数ランキング、ミス数ランキング)などいろいろな数値での評価もつけています。そちらを参考に決めることもあります。
選考試合をしてからは全員が納得のもと、勝敗にこだわり結果を出せばレギュラーになれるということで皆にチャンスがあります。この平等なチャンスというのが大きいと思います。レギュラーでない選手のモチベーションが落ちません。
●発生した問題と解決方法
ただ、この方法を行っていたら問題が生じました。ペアリングについて意見を言ってくる保護者が出てきました。おそらく生徒が家庭で、ペアを組むであろう生徒が頑張っていないなど話をしているのだろうと感じます。
保護者の方には、理解してもらいたいことがあります。生徒は、『 自分の都合のよいことしか言いません 』生徒指導主任をして学んだことです。中学生とは、そういうものです。自分のことは棚にあげて、ペアが頑張っていないので・・・。と主張してきます。
それを保護者は、理解できない時があります。その場合は、保護者を納得させるよりも生徒と会話をする時間を割くようにしています。生徒が納得したら、保護者が納得するからです。
生徒がペアリングに不満があった場合は、なるべく彼らにたくさん話しをさせることを意識して面談します。どうしても私の場合、話過ぎる・自分の価値観を押し付けてしまうことがあり、たくさんの失敗をしてきたので、その部分は意識して行います。生徒にたくさん話をさせた上で、生徒の思いに共感して聞きます。
でも最後には、その生徒が足らない所をズバッと伝えるようにしています。なぜなら、ペアの生徒のせいにしてレギュラーに入ることができないことを覚えたら成長がないからです。
伸びる人 = 他人や環境のせいにしない
常日頃、生徒に話をしています。他人や環境のせいにしたら、自分を見つめ直すことができなくなります。そこに成長はありません。だからこそ、何か自分にとってストレスなことや、大きな壁に当たった時に、自分に矢印が向く人間になってほしいと願って生徒を指導しています。
皆さんは、どのようなレギュラー選考を行われていますか?指導者としての願いは、3年間頑張ってレギュラーに外れても、チームのために最後まで一生懸命に行動を起こすことができる。レギュラーになれなかったことを認め、そこまでに培ったものを次のステージで活躍するために努力していく中学生を育てたいと願っています。
次週は、先輩指導者から学んだエピソードを紹介します。
【編集部より】※高橋先生へのお手紙、ご質問、レター等は、都道府県・ニックネームを添えて、
sofuonhenshubu@gmail.com
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●参考情報:
清明学園・高橋先生に関する記事:
●ソフオン編集長が高橋茂先生の指導方法の根幹に迫るインタビュー
[ 高橋 茂 監督 プロフィール ]
全日本アンダー17男子コーチ
[ 清明学園中学 近年の戦績 ]
第2回国際ジュニア大会 男子シングルス優勝
過去5年間では全国出場3回、都道府県対抗10年連続出場、東京都大会・個人の優勝は10回以上