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思ってもみないヤツが優勝


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「部活運営のヒント」メルマガの読者のみなさま

みなさんこんばんみ
NTT西日本広島ソフトテニスクラブの堀晃大です。

堀監督

2回目のメルマガ投稿となりました。

1回目の投稿をご覧になられた方はお分かりかもしれませんが、私の文はとても堅く、受け付けなかった方も多かったかも知れません。
 
私の見た目も若干怖いのか会場でもあまり話しかけられることが無く、まじめで怖いというイメージが先行しているかもしれません。
 

ですが、中身は気さくなサラリーマン(スポーツマン)ですので、どこかで見かけた際は是非気軽に声をかけて頂ければと思います。
私もみなさんと出逢い、たくさんの勉強をさせて頂ければと思います。
ブログも徐々に緊張が解けていくと思いますので、みなさん、気軽にご覧ください。

* * * * * 

さて、いつものことながら前置きが長くなってしまいましたが、2回目の今日は「シングルス」・「フットワーク」について考えてみたいと思います。

まずは1回目にご紹介した岐阜の保安企画様プレゼンツ、指導者・生徒向けのコンテンツ、JASP(ジュニアアスリートサポートプログラム http://jasp.jp/)の中で、NTT西日本広島の長江光一選手が行っている練習メニューがありますので、是非登録して見てみてください。

基本プレー フットワーク練習


(ここではフォアストロークの1種類のみの動画ですが、今後バリエーションをさらにさらに増やしていく予定です!お楽しみに!!)


●シングルスの強化がダブルス強化に直結する

さて、フットワークの良し悪しが顕著に表れるのが「シングルス」だと思います。
 
近年、若い年代にもシングルスの導入が始まり、今後はさらに多くの大会で導入されていくはずです。

つい最近までは、ダブルスとシングルスは別物。という考え方が多かったですが、私が国際大会を何年も見て感じることは、シングルスの強化がダブルスの強化に大きく直結する!ということです。
 
つまり、フットワークを見つめなおす、強化することが技術的上達の一番の近道であると感じています。


●学生の台頭
 
その理由は次号でも述べるとして、旧ルールのシングルスは、現在のフルコートと違い、半分半分を打ち合う4分割の方式でした。
 
10年ちょっと前、私が大学在学中に現在のルールになったのですが(年齢がばれちゃいますね笑)、旧ルールから現行ルールに移行してからも、国際大会で日本男子はシングルス金メダルを獲得できずにいました(韓国・台湾の海外勢が大きくリードしていました)。

国内の大会でも現行のフルコートになってからは、若く脚力のある大学生が大きく台頭し、現在日本の大エースである篠原選手(日体桜友会)も、何を隠そう大学4年の時に全日本シングルスでダークホースとして勝ち上がり、優勝し初の代表権を自力で獲得したのです。
 
徳島での全日本シングルスでしたが、優勝が決まった際、当時の日本代表スタッフ陣の、「思ってもみないヤツが優勝しちゃったな」という顔は今でも忘れません。
ですが、シングルスで大きなチャンスを得た篠原選手のその後の活躍は説明するまでもありません。
その大会では篠原選手をはじめ、ベスト4を学生が独占し、ベスト8も学生が半分以上を占めるという学生強し!を印象付ける大会となりました。

話が脱線しましたが、篠原選手をはじめかつての日本の猛者たちがどうしても獲得できなかった日本悲願の国際大会シングルス金メダルをもたらしたのは現在NTT西日本広島チームのエースである長江光一選手です。
 
長江選手の凄い所は、シングルスは元々学生時代から定評がありましたが、ダブルスにも磨きをかけ、複・単の両方で日本チャンピオンに輝いたことです。
同じ年に複・単と全日本チャンピオンになった選手は、長い歴史の中で長江選手とNTTの大先輩である中堀成生選手の2名しかいません。

まさに現代のオールラウンドプレーヤーのパイオニアといっても過言ではない長江選手ですが、入社当時から現在の技術があったわけではありません。
そして他の選手より突出したフィジカルや身体能力が備わっていたわけではありません。 
悪い言い方をすれば何でもそつなくこなす「器用貧乏」な一面もあったように思います。 
また、全日本シングルスのタイトルを大学4年で獲得するも、代表から漏れ、国際大会の舞台に立てなかったという苦い経験もあります。

次回は、そんな長江選手がいかにして代表に欠かせない存在になったのか、素晴らしいフットワークをどのようにして身につけたのかを紹介したいと思います。

お楽しみに!

指導者・生徒向けのコンテンツ、
JASP(ジュニアアスリートサポートプログラム http://jasp.jp/に登録しよう!!

 
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