エース長江はいかにして生まれたか
「部活運営のヒント」メルマガの読者のみなさま
●おかげさまで
おかげさまで1回目からご紹介させていただいている、岐阜の保安企画様プレゼンツ、指導者・生徒向けのコンテンツツール、JASP(ジュニアアスリートサポートプログラム http://jasp.jp/)がたいへん好評頂 いているようです。
NTT西日本広島の選手は子どもたちが大好きで、また、ソフトテニスを教えることが大好きな選手ばかりです。「実業団スポーツの原点として、NTT西日本広島の原点として、勝つことだけでなく、地域貢献・ソフトテニスの素晴らしさを伝えていく」という私の思いに期待以上に応えてくれる選手ばかりで、監督として本当に恵まれていると思います。講習会で全国を回らせて頂きますが、半日や1日の講習会で伝えきれないことや、練習メニューを今後も更新していきますので、是非ともJASP(ジュニアアスリートサポートプログラム http://jasp.jp/)を登録してみてください。コンセプトとしてはソフトテニスプレーヤーにはもちろん、全くの初心者や、初めてご指導なさる先生や監督様に向けて作成しておりますので、必ずお役にたてると思います。
NTT西日本広島の選手は子どもたちが大好きで、また、ソフトテニスを教えることが大好きな選手ばかりです。「実業団スポーツの原点として、NTT西日本広島の原点として、勝つことだけでなく、地域貢献・ソフトテニスの素晴らしさを伝えていく」という私の思いに期待以上に応えてくれる選手ばかりで、監督として本当に恵まれていると思います。講習会で全国を回らせて頂きますが、半日や1日の講習会で伝えきれないことや、練習メニューを今後も更新していきますので、是非ともJASP(ジュニアアスリートサポートプログラム http://jasp.jp/)を登録してみてください。コンセプトとしてはソフトテニスプレーヤーにはもちろん、全くの初心者や、初めてご指導なさる先生や監督様に向けて作成しておりますので、必ずお役にたてると思います。
2回目の記事でもご紹介しましたが、NTT西日本広島の長江光一選手が行っている練習メニュー動画がありますので、是非登録して見てみてください。
●エース長江はいかにして生まれたか
さて、フットワークが特に重要である「シングルス」が今後はさらに多くの大会で導入され、強化が必要になることは前号で述べました。またNTTの、日本のエース的存在であり、シングルスの先駆者といえる長江選手がいかにして日本初のシングルス金メダルを獲得するような選手になったのか?みなさんも興味があるかと思います。
長江選手は早稲田大学からNTT西日本に入社したわけですが、大学4年時に全日本シングルスを初優勝、入社してすぐの全日本シングルスも決勝までコマを進め、惜しくも敗れ準優勝でしたが、日本を代表するシングルスプレーヤーとしての地位を確立したかに見えました。
しかし、その年のアジアオリンピックでは代表からも漏れ、しかもナショナルチームの数回の合宿においてシングルスのゲームに入れてもらえないという屈辱を味わっています。
●悔しさをバネに
2年連続のファイナリストであった長江選手は「代表を漏れたのはまだしも、なぜシングルスに合宿でさえ入れてもらえないのだろう?」と当時はもどかしい気持ちで一杯だったと言います。
長江選手を発奮させるためか、ダブルスプレーヤーとして強化したかったのか、当時のナショナルチームスタッフの意向は私も分かりませんので何とも言えないのですが、いずれにしてもこの年の悔しさが長江選手の心に火をつけます。社会人2年目の頃だったと思います。長江選手は「絶対に日本代表に入れざるを得ない選手になってやる」と練習に取り組む姿勢が変わってきました。
それまでは負けても言い訳を探したりと自分自身に真摯に向き合ってこなかった部分もあったのですが、自分自身の強み、弱みを自覚し、与えられた練習だけではなく、自ら考え、時間を作っては自らの課題に取り組みました。
与えられた練習の中からも工夫が見られました。例えばはじめの乱打にしても、ステップを変えたり、スタンスを変えて打ったりと、漠然と打ち合うのではなく一球一球に意味を持たせたのです。それにより今のは良いボールだった、ダメだった、で終わらせることなく、何故良かったんだろう?悪かったんだろう?とワンランク上の考え方に変化していきました。入った、入らなかったに一喜一憂することなく、自分のテーマが出来たか、出来なかったか?と逃げ道を自分自身の中でのみ処理するようになってきました。社会人2年目を越えた辺りからプレーのムラが少なくなってきたとも思います。
「怠けるものは不満・愚痴を語り、努力するものは夢・希望を語る」という言葉もありますが、まさに長江選手をはじめとするトッププレーヤーの一握りは後者と言えます。
みなさん自身や周りにも、言い訳や愚痴が先行している人がいませんか?そのほとんどは自分自身からの逃げ、真摯に向き合っていない証拠です。
話がいつも脱線しますね・・・
まだまだ話が長くなりそうなので、次号に続きます