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【NTT堀より】テニスは“フォーム”よりも“ムーブ”


みなさんこんにちは。

前回は私の日記みたいになってしまったので、今回は動画の紹介も兼ねて、日頃の練習で取り入れるべきポイントをお伝えしたいと思います。

以前にもブログ内で書きましたが、NTT西日本ソフトテニス部監修のJASP(http://jasp.jp/)は、県内や市内でなかなか勝てずにもがいている学校に少しでも強化ポイントを紹介しよう!というスモールスタートで始まりました。
いざ始めてみると思った以上に反響や要望が大きく、今現在は日本ソフトテニス連盟とも連携し基礎的な事からナショナルチーム選手たちの取り組みまで、登録(無料)さえして頂けたら見ることが出来ます。

我々NTT西日本もその中で練習を沢山紹介しているのですが、私が監督として日々意識させようとしていることは、

"常に動けるボディーワーク"ということです。

「走らぬテニスに勝利はなし」というのは全国屈指の名門、香川県尽誠学園高校の塩田前監督の格言・名言ですが、私も全くの同感です。
※ちなみにNTT西日本の今年のスローガンは"Moving!"です

打った後のフォロー、抜かれたボールのカバー、ネットプレーヤーのハードワーク、流れるような連続プレー、細かく挙げたらキリがありませんが、もっと大きく言えば、練習の中から足を動かさなければ、体を大きく使うことができなければ、試合という緊張・緊迫した場面で足が動くはずがありません。
緊張している選手に「足をしっかり動かせ!準備を早くしろ!」と怒っていませんか?普段の中から動ける状態を作っておかなければ、当然試合でもできるはずがありません。

今年のインターハイを初優勝した山形県の羽黒高校。インターハイでは何本もの相手マッチポイントをしのいでの大逆転優勝でした。生では見ていないので、動画での印象ですが、緊迫した場面でも足が止まらない。体も大きく動きます。
試合後の雑誌記事を見ても色々な動きを練習の中に取り入れたりと、普段の中から創意・工夫があったのだろうと推測します。

テニスは打って動く繰り返しのスポーツ」ということを肝に銘じなければなりません。

しかしながら、初心者の方がまず行うのは、その場での素振りや1本打ち、止まった状態からのボレーなど、動くことを優先しないフォーム重視の練習ばかりです。

私は初心者の方にも、ランダムに来るボールを打たせたり、ゲーム練習をしたりなど、動くことを優先した練習も多く取り入れるべきで、素振りもステップを入れるなど、練習の中から動きをつけてあげるべきだと思っています。


◆実戦を想定した意識練習 カバーリング練習(応用編)
◆実戦的ボレー練習①
http://jasp.jp/11425


長々と書いてしまいました・・・

最後に
スポーツをしている日本の子どもたち、欧米の子どもたちを比較すると、一定の箇所に負担をかけすぎて起こる疲労骨折、同じ箇所のケガの再発というのが、日本の子どもたちは欧米の数倍にのぼるという結果報告もあがっているそうです。
楽しませる文化の欧米と、反復練習や同じ練習・動作を日々繰り返す日本式練習の差ではないかとも感じている今日この頃です・・・


さて、また次回お会いしましょう。
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