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船水兄弟インタビュー!

150522-1
(写真はリンク先サイト=早稲田スポーツ より)


ソフオン編集部 ふくじーにょです。

「週刊ソフトテニスNEWS」でもご紹介しましたが、「早稲田スポーツ」 というサイトに、全日本シングルス選手権で決勝を戦った船水兄弟のインタビューが掲載されています。

一部引用とともにご紹介させていただきます。
また、リンク先には女子決勝を戦った2名のインタビューもあります。

船水雄太主将(スポ4=宮城・東北)
――2位ということですが、いまの率直なお気持ちは
そうですね、いま代表でやっているトッププレーヤーの長江さんとかと準決勝で勝つことができて非常に嬉しい反面、このタイトルはシングラーとして絶対に欲しいものだったので少し勝ちを意識してしまいました。あんまりこういったチャンスは無いのでちょっと、残念な気持ちがあります。
――準決勝は、先ほどおっしゃっていたトッププレーヤーの長江さんでした。勝ち切れた要因とは
そうですね、非常に大きな意味のある試合でしたし、代表の合宿で何十試合もやっている相手なので、手の内を知り尽くした結果あまりゲームにならなかった感がありました。運がこちらに傾いたかなと。まあでも勝ちは勝ちなのでこれから頑張る前向きな材料になりました。
――決勝では弟である颯人選手との対戦になりました
そうなんです(笑)。非常に悔しいです、完全に勝ちを意識してしまって。そういった感じもありましたけど、実は長江さんのさっきの試合で足をつってしまって決勝の一本目でもまたふくらはぎをつってしまいました。ベストの状態でできなかったんですけど、まあそれも実力のうちなので体をもう一度作り直して、次の国際大会で、インドなんですけど、ちゃんと戦えるように。次、弟とやるときは向かっていく立場なのでやりやすいと思いますし、絶対に勝ちます。
――向かって来られたということですが、ご自身の気持ちの面ではどのように思っていましたか
なんか、優しさ?というか、よく分からないですけど、多分優しさのようなものが出てしまって(笑)。弟も頑張ってきているのをみているので、「決勝に来れてよかったな」とそういった気持ちになっちゃって(笑)。素直に弟が優勝してくれて嬉しいなと思っちゃってます。(そういった思いは)ダメだとは思うんですけど。これから戦わなきゃいけない立場だと思うので、考え方をもうちょっと変えて、試合のときはそういった気持ち抜きに頑張りたいです。
――勝ち切れなかった要因はどのように思われていますか
そうですね、ここまで来たら技術面というよりも気持ちの面が大きいと思います。試合で結果が見えてしまうとどうしても固くなったりしてしまうので、やることをやり切れなかったなと。あともう一試合勝てば優勝だという葛藤する自分に負けてしまいました。その面では弟の方がやることをやるというか、戦術的にやり切れていたので、そういったところですかね。見えなくなると戦術の幅も狭くなるので。
――颯人選手のツイストに苦しめられる場面が見られました。
そうですね、風も結構あったので颯人の使った時は(自分にとっては)風上で、颯人が風下の時ですね。使うところが非常にうまいところで使っていたので、僕はああいったプレイはできないので、それができればもうちょっと幅のあるプレーができることに気づかされましたし、短いボールへの対処も1球でも2球でもうまく繋げれば、あの球は打ってこなかったかもしれない。もう少しあの球への対処の仕方を追求してやる必要があるかと思いました。
――ご自身の課題は
ボールが短いことですね。コートカバーリングを重視してオープンスタンスで打っている分、ボールが飛ばないというのがあるので、オープンスタンスでコースをケアしつつもボールを相手のベースライン上に飛ばせれば、さっき言っていた弟のような短いツイストなども長短のメリハリが出てくるのではないかなと。今後深いボール、ベースライン際に打つボールを意識してやっていければと思います。
――次の大会への目標をお願いします
次は東日本インカレがあって、僕教育実習があって団体戦しか出ることができないんですけど、シングルス切り替えてこんどはワセダのとめにダブルスで戦えるようにまたあしたから調整して頑張りたいです。

 
船水颯人(スポ1=宮城・東北)
――優勝おめでとうございます。いまの率直なお気持ちをお願いします
ずっと獲りたかったタイトルであって、今回も優勝を目標にしてやってきてはいるんですけど、まさかこんなに早く取れるとは思わなかったので驚きもあり、でも何より嬉しいです。
――ご自身で勝ち切れた要因とは何だと思っていますか
そうですね、今回は向かっていく、チャレンジャーの気持ちで挑んでいたので、受け身になることなく全試合を通して先手先手で行けました。そこがやっぱり勝利につながったかなと。
――全試合を通して3ゲームしか落としてませんね
いや、スコアは全然意識してなかったんですけど終わってみると0だったり1だったり。競る試合がそんなになかったので、競るカウントになったときにはどうしようかとずっと頭には入れていました。最後の試合も逆転される兆しはあったんですけど、一回一回考えながらやっていたので冷静に対応できて勝ち切れました。
――詳しくはどのように考えていましたか
受けることはないと思っていたので、向かって行くことを意識して、やっぱりいつもは勝ちたいと思っちゃうんですけど今回はそういった欲を捨てて自分のやることを決めて今大会に臨んでいたのでそのままというか。そう思っていたことをプレーで表現できたかなって思います。
――決勝戦はお兄さんである船水雄太選手と対戦でした
いや、まさかここで当たるとは思ってなかったです。いつも学校でも一緒に練習してますし、加えて本番で当たったのは初めてだったんです。ダブルスはあるんですけど、シングルスでは。向こうも練習とかでは全部が全部出し切っている訳ではないので、本番でどういったように来るのかなと楽しみな反面、兄弟対決で弟からしたらやり辛さはないんですけど、向こうからしたらあっただろうなと思ってます。
――では、結構向かっていくことを最終戦でも意識したということですか
そうですね、兄弟は関係なく向かっていくことを。全試合を通してですけど。
――ツイストでポイントを奪っていましたね
今回の大会を通して、勝因は多分ツイストでした。あんまり、プレッシャーはなかったんですけど、大学入ってからプレースタイルを変えて試合に出るまで少し空いたので練習してたんです。この前の関東リーグでツイストが効いてたので今回も積極的に使っていきました。
――以前はどのようなプレースタイルだったのでしょうか
結構守る感じで、高校生の大会では勝てたんですけど、全国のシングルスの大会では負けてたので、最高でもベスト16とか。それ以上に行くためにはどうしたらいいか考えた時にもっと自分でポイントを稼ぎに行かなければと思いました。相手のミス待ちのテニスだったので、今回は大会を通して自分から獲りにいけたと思います。
――最期に次の試合に向けての意気込みをお願いします
シングルスは勝てたんですけどソフトテニスはダブルスが主流なので、僕自身もシングルスに重きを置きつつも、ダブルスでこの前の試合で負けてるというのがあるので気持ちを切り替えて、満足せずに目標を持って取り組んでいきたいです。


インタビュー記事全文はこちら
http://wasedasports.com/news/20150521_32875/


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