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ジョギングの効果

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こんにちは。トレーナーの市山です。
 
日に日に寒さが増すなか、新チームでの大会や練習試合も多い時期ではないでしょうか。
 
私事ですが、時々バドミントンの試合に出ることがあります。
先日の試合で、途中から息切れが激しく、大変苦しい思いをしました。
現役の頃から、ルーティンのように必ずウォーミングアップを行っていましたが、その日はいつも行うジョギングを行わず、その場でのストレッチのみで1試合目に入ってしまいました。
ウォーミングアップはいつも行っているので当たり前になっていましたが、やらなかったら「こんなことになるのか」と、トレーナーながら身をもって感じる試合でした。

今回は、ウォーミングアップの中でも、ジョギングの効果についてお話します。

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ジョギングの効果・・・エネルギー効率が上がる

1. 酸素の摂取効率が向上
体温の上昇により血中温度も上昇すると、血液中の酸素とヘモグロビンが離れやすくなり、筋肉の酸素利用効率が良くなる。
→筋肉を動かすには酸素が必要であり、効率よく酸素を使える体になる。

2. 筋肉の作業効率が向上
筋温が上昇することで、筋肉における代謝を向上させる。
また、筋の粘性が低下する。筋収縮時にはエネルギーが必要になりますが、筋収縮の抵抗が減少するのでエネルギーの消費が少なくなり、効率的に筋の収縮弛緩ができるようになる。

3. 神経系機能が向上
神経と筋の連動性が高まることにより、反応時間を短縮できる。
神経の興奮を高め集中力が高まり、外部からの刺激に対する神経の反応力が向上する。


ウォーミングアップの主な目的は「パフォーマンスの向上」と「外傷・障害の予防」です。
その為、ジョギングだけではなく柔軟性や敏捷性、スピード、協調性、反応力など、様々な体力要素を発揮する準備が必要です。
 
また、気を付けていただきたいことは、時間がないからといっていきなりジョギングのペースを7~8割で走ってしまうと疲労物質が産生され、ウォーミングアップで疲れてしまいます
私の場合も、試合に入っていきなり高い強度で動き出したため、特に上記1.の酸素の摂取効率が悪い状態で息切れとなりました。
 
徐々に強度を上げて、20分~30分程度で心拍数を150~180拍/分 程度まで仕上げることが理想です。
もちろん、日頃行ったことのないウォーミングアップを試合当日だけ行うと体は対応できません。
日頃の練習から試合当日と同様に、緊張感をもってウォーミングアップに取り組みましょう!





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