敗戦は神様からのプレゼント
私は、生徒に常々「 敗戦や負け・逆境は神様からプレゼント。自分が成長するために気づかせてくれる 」と話しています。この振り返りの時間がとても充実した時間と
感じています。
個人戦ですが、都大会に4組出場することができました。しかし、全ペアー、勝てるペアーには勝ち抜き( それも素晴らしいことですが・・・ )負ける相手に負けました。
「 負けるかもしれない自分より強い相手・格上相手に勝つために練習をする 」いつも話しています。なので、個人戦としては惨敗でした。
ここで感想戦が始まります。私のほうでスコア・ビデオ、何度も見直しました。
実は!赤ちゃんが誕生して1カ月もたっていません。ずっと抱っこしながら見直しました。(笑)
修正できる期間は、1週間。この都大会個人戦。一発勝負のなかのパフォーマンスがどうであったかが今の個々の選手の実力全てだと考えています。それが本来の実力と捉えて、この期間で何ができるかです。
A選手のパターン ( サービスの確率をあげるために )
この生徒は、腹直筋を痛めていることも影響してベスト4をかけた個人戦でサービスの確率が20%以下でした。
これでは自分の格上には勝つことができません。
またセカンドサービス時にメンタル要素から左腕の動きが早くなることに映像を通して気がつくことができました。どうしても焦りから身体の動きが小さくなったり早くなったりすることが中学生には多く見受けられます。そのポイントを伝え確認するのみにして、彼一人で打ち込ませました。他に自分なりの感想戦を通して、取り組みたい練習があるでしょうから、時間も本数もすべて任せました。もっといろいろなことを言いたかったのですが、何も言わず、自分で工夫をしてほしいので黙って見守りました。
そして迎えた団体戦。
団体戦準決勝前までサービス確率30%と上がってくる気配すらありません。感想戦をして分析したからといってすぐに結果に結びつくものではありません。想定内ではありましたが、実際、サービスが入らないことによってストロークのリズムも悪くていつも以上にミスを重ねて、苦戦続きでした。
私からいろいろな言葉で叱咤激励をしても変わる様子はありません。
完璧に修正することができれば、もっと楽に戦えたのですが、簡単にはいかないことを再確認できました。
( 次回へつづきます B選手パターン )
PS
都大会後、その日、試合に出場していないメンバーと私で有明テニスの森から豊洲・お台場・フジテレビ周辺と60分のランニングトレーニングを行いました。二日間で20キロ走りました。この冬場、しっかりと走り込み、強い下半身・精神力をつけて夏に向けて準備をしてほしいと思います。
では!
【編集部より】
※このたびは編集部の都合により配信が遅れたことをお詫び申し上げます※
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