衝撃!中学⇒高校で10人中8人がソフトテニスをやめている!?
じーにょです。
突然ですが、中学・高校のソフトテニスのプレイヤー人口について調べてみました。データの出典は全国中学校体育連盟(中体連)と、全国高等学校体育連盟(高体連)が公表している数字を基にしています。男女別に、中学校と高校の平成22年度の人口を調べ、まずはグラフにしてみました。※データの数字などで「ここは違うのでは?」などのご指摘事項があればぜひコメントください。
<女子・ソフトテニス人口(平成22年度)>
女子のデータより言えること:
●中学校(女子)の部活ではソフトテニス部はNo.1の人気の競技となっている。
●全国に中学校は1万校程度あるが、その約75%の学校にソフトテニス部がある。
●(同じ人を継続的に追っているデータではないのであくまでも想定だが)
中学でソフトテニスをやっていた人口のおおよそ2割しか高校で継続していない。
●高校でソフトテニス部がある学校は全国で2911校と、中学の部活数(7511校)の約40%しかない。
<男子・ソフトテニス人口(平成22年度)>
男子のデータより言えること:
●中学校(男子)の部活ではソフトテニス部は4番目の人気の競技となっている。
(軟式野球⇒サッカー⇒バスケットボール⇒ソフトテニス)
●全国に中学校は1万校程度あるが、その約55%の学校にソフトテニス部がある。
●(同じ人を継続的に追っているデータではないのであくまでも想定だが)
中学でソフトテニスをやっていた人口のおおよそ3割しか高校で継続していない。
●高校でソフトテニス部がある学校は全国で2713校と、中学の部活数(5575校)の約50%しかない。
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ソフトテニス競技は中学校の人口が一番多く、高校、大学と人口が減っていく、ということはもちろん知っていましたが、数字とグラフにしてみるとけっこうショッキングです。これが、私が中学生でこの競技に出会ってしまい、高校・大学・社会人までとりこにさせれてしまっているスポーツの現状です。気にならないわけがありません。
中学生10人中8人、もしくは7人が高校で継続していないことは、一度でもこのスポーツに出会ってくれた人たちがたくさんたくさん(1学年に10万人以上)いることを考えると、かなり寂しさを覚えてしまう数字ではあります。
しかし、見る視点を変えると、ソフトテニスは他の競技に比べてまだまだ恵まれているし、チャンスはあると思うのです。ソフトテニス人口を維持もしくは増加させるためには、チャンスを活かし、脅威に対して適切な対策を行えばいいのです。
<ソフトテニスの”機会”>
●いまだに中学生女子のNo.1人気競技である。
● 一度でも「ソフトテニス」に触れたことがある人は(社会人含めて)世の中に大量にいる。
特に女性。
<ソフトテニス人口形成の”脅威”>
●少子化
●硬式テニスの中体連盟の加入
ソフトテニスを愛するものとして、引き続きウォッチし、考えていきたい内容です。
ぜひいろいろな方からのコメントをお待ちしております。otegami@st-on.jp