ソフトテニスのポータルサイト「ソフトテニス・オンライン」
ソフトテニスを楽しくするBlog

遠征での疲労のピークはいつやってくる?

58a6aa64-s


皆さんこんにちは。スポーツインテリジェンスの高野です。
台風が過ぎ去り、秋が一段と深まってきたように感じられますね。

先日台風のなか実施されました長崎国体で、トレーナーとして留意したことの一例をお伝えいたします。
国体は8月のインターハイ直後に行われた各ブロック予選「ミニ国体」を勝ち抜いた16チーム(今年の少年女子は47都道府県すべて出場)により争われます。私は少年男子チームに帯同いたしました。
少年男女の日程は2日間(10月13・14日)となっていましたが、11日に公式練習、12日に総合開会式が予定されていましたので、チームは10日に長崎へ入りました。

 試合の数日前に現地入りをすることで、会場の雰囲気や宿舎での生活に慣れ、試合に向けての調整を行います。
現地での練習疲れや集団生活によるストレスなど、選手の体調面では遠征開始3~4日後に疲労がピークに達するとされています。
この疲労を客観的に評価する方法として知られているのが「安静時(起床時)心拍数の変化」です。
多くの場合、ストレスが溜まると安静時心拍数が顕著に高くなります。

今回は、遠征開始の2週間前より選手に起床直後の心拍数を測ってもらい、その期間の心拍数の推移から大きく外れないかを遠征期間中も管理しました。
 方法は、手首の親指側にある血管拍動部に指をあてて1分間の拍動数を測ります(30秒測定して2倍にしても可)。
 継続して測定管理を行った結果、選手全員の心拍数に異常な傾向は見られませんでした。
台風による予定変更が重なり、選手のストレスの大きさを心配しましたが、試合には良いコンディションで入れたのではないかと思います。

 思うような結果にはなりませんでしたが、考えられる精一杯の力を尽くしたことは、次の機会に活かされることと信じています。
今後このメンバーで戦えることはありませんが、最高のチームでした。
ともに戦った選手・スタッフの皆さまに対して、感謝の気持ちでいっぱいです。
心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

スポーツインテリジェンスHP

ブログ


からだサポート【S.I メルマガ】登録フォーム

S.I.Shop

58a6aa64-s