疲労回復に効果的な入浴方法
「疲労回復に効果的な入浴方法」
みなさん、こんにちは。トレーナーの高野です。
夏が過ぎ、新人戦に向けて新チームの強化に力を入れておられる時期でしょうか。
数回にわたり、現場で感じたことや、活動内容をお話してきました。
夏場のコンディショニングで何度も「交代浴」という言葉が出てきましたが、今回は「交代浴」についてのお話をします。
☆交代浴とは
温冷交代浴は、温浴の効果と、冷水浴（またはアイスバス）のアイシング効果を取り入れた入浴方法です。
温浴（血管拡張作用）と冷水浴（血管収縮）を交互に繰り返すことで、血管のポンプ作用を促進させ、疲労物質の除去を早めます。
また、冷水浴には運動で上昇した体温を下げる効果もあり、運動後の上昇した体温を下げることにより無駄なエネルギー消費を抑え、余分な体力の消耗を防ぎます。
☆交代浴の方法
温浴とアイスバス両方を準備します。
（大浴場のある宿舎だと、アイスバスのみでOK）
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
温浴３分→アイスバス１分を数回繰り返します。
※アイスバスに慣れない間は無理をしないで早めに温浴に移動しましょう。
最初は足から、慣れたら腰くらいまで浸かりましょう。
尚、交代浴は身体への負荷も大きいので、高血圧や心臓・循環器系疾患をお持ちの方、専門家にご相談ください。
また、炎症（肉離れ・重度の捻挫）を起こしている方は、温浴により炎症を悪化させてしまう可能性があります。冷水浴のみお勧めします。
最近では、様々な競技で活用されています。
少しずつ涼しくなってきておりますが、真夏だけでなく、疲労回復に効果的ですので、
無理のない範囲から、取り入れてみてはいかがでしょう。
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