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夏場に知っておきたい痙攣の対処法

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皆さんこんにちは。トレーナーの高野です。
 

快晴

昼間の気温が30℃を超える日が多くなり、本格的な夏の到来となりました。

これから夏休みに入ると一日の練習時間が長くなり、更に疲労が溜まりやすくなります。

そんな夏の日の運動中に筋肉のけいれんが起きたとき、どのような原因が考えられるでしょうか。

原因別の対処法お伝えさせていただきます。


練習の疲労による筋痙攣
 
筋けいれんを起こしたら、けいれんしている筋肉を、20~30秒間ストレッチします。

一回のストレッチで治まったとしても、力を入れた瞬間に再び攣ることもあるので、数回繰り返します。

筋肉の緊張を緩めるための神経は、ゆっくりと伸ばされた時に反応します。

脚の痙攣の場合は、靴紐を緩め、締めつけられている部分を解放してストレッチを行うと効果的です。

注)力任せのストレッチでは余計に筋肉が緊張しますので注意しましょう。


熱中症による熱痙攣

夏場の痙攣には熱中症の1つである「熱けいれん」が多く見られます。

まずは日陰で風通しの良い涼しいところへ移動させましょう。日向と日陰の温度差だけでも4~5℃あると言われています。

試合中に移動するのは難しいですが、回復を早め、熱中症の症状を悪くさせないために、できるだけ速やかに行いましょう。

次に、スポーツドリンクや経口補水液(商品名:OS-1)で水分補給をします。一気飲みをしても早く治る訳ではありませんので、落ち着いてゆっくりと飲みましょう。

そして水分補給を続けながら、①の筋痙攣と同じようにストレッチを行います。

実際に熱痙攣に対応した例をお話しします。


「熱けいれん」では、脚や腕を攣ることが多いのですが、まれに腹筋が攣ることがあります。その時も、突然腹筋が攣りました。ストレッチが難しい筋肉なので、アイスマッサージで対応しました。痙攣は、神経が興奮状態になっています。表面だけでも冷やしてあげると多少興奮状態が緩和されます。アイスマッサージは氷のうなどで攣っている筋肉の上を滑らすように擦ってください。

さらに両方の太ももが攣ってしまいました。この時は、大きなクーラーボックスにアイスプールを作り、そこへ1分間ほど腰まで浸からせました。選手はアイスプールを嫌がる傾向にありますが、回復には一番効果的です。

但し、氷などで筋肉を直接冷やした直後は、筋肉が冷えてしまい筋力が発揮できない場合もありますので、プレーに復帰する前には、ジョギングなどで身体を暖めるようにしましょう。


しかしながら、とっさの対応は難しい場合があります。その場合は、速やかに医療機関へ搬送してください。




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