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コート内のスピードアップに必要なこと

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こんにちは。トレーナーの市山です。
 
今回は、コート内のスピードを上げるために必要となる「股関節」についてお話します。



【 股関節とは 】
股関節は、太ももにある長い骨の先端である大腿骨頭と寛骨臼と言われる骨盤のくぼみで構成されている関節です。

<前からみた左足>
骨格スクリーンショット

股関節には6種類の動きがあります。

1. 脚を前方へ振り上げる動作(屈曲)
2. 脚を後方へ振り上げる動作(伸展)
3. 脚を身体の中心から話す動作(外転)
4. 脚を身体の中心に引き付ける動作(内転)
5. 脚を内側へ回す動作(内旋)
6. 脚を外側へ回す動作(外旋)

股関節のスクリーンショット
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※身体運動の機能解剖「医道の日本社」より

このように、股関節は多方向へ360°動かすことが可能です。

前後・左右・斜めと様々な方向へ移動するテニスでは、股関節の可動域の広さや動きがプレーの良し悪しに大きく関わってきます。
ボールに対する反応スピードや予測能力が優れていることは当然テニスに必要なことですが、ボールまでの移動時間が短いことも大変重要です。
同じ距離を2歩で走れる選手と3歩必要になる選手を比較したとき、0コンマ何秒でボールが行き来するテニスでは、「たった1歩」が大きなロスとなり、スピードの差となります。例えば、股関節の可動域が狭いという理由で、ボールまで何歩も必要としてしまい、移動時間を稼いでしまうというのは非常にもったいない話です。

【 股関節のトレーニングとは 】
では、可動域を広げるためのトレーニング方法をご紹介します!

1. 開脚前後ムーブ(1)
<ポイント>
・前に出たときは、骨盤を地面に近付けるようにします。
・踵が浮かないように気を付けましょう。
・後ろへ下がったときは、つま先を上に向け、お尻が地面に付かないように手で支えましょう。

2. 開脚前後ムーブ(2)
<ポイント>
・前脚はつま先を上にし、できるだけ膝を伸ばしましょう。
・後ろ脚はつま先で支え、背筋を伸ばします。
・前脚の踵と、後ろ脚のつま先で支持し、前後に動かしましょう。

3. 股割り
股割り
<ポイント>
・膝上に肘を置き、膝が内側へ入らないように肘で外側に押し出しましょう。
・背筋を伸ばして顔を上げます。
・お尻と地面との距離を縮めるように、上下に反動をつけましょう。

4. 股割り歩行&ジャンプ
<ポイント>
・膝の内側から手を入れ、踵を持ちます。
・背筋を伸ばして、お尻はできるだけ低く落としましょう。
・大きな歩幅で歩きましょう!


ウォーミングアップに、是非、お試しください!




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