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・重心が高い・スタンスが狭い・手打ち これらを引き起こす原因とは?

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皆さん、こんにちは。トレーナーの高野です。
 

皆さんが学校やチームで行う体力測定には、座位体前屈など「柔軟性」の項目が必ずあります。
柔軟性とは、「身体の柔らかさ」のことを言います。今日は「柔軟性」が、テニスにどのような影響を与えるのかをお話します。
 

「柔軟性」とは、関節を最大限に動かしたときの硬さや柔らかさを示します。
スポーツでのパフォーマンス向上やケガ予防に繋がるという面では、筋肉の伸張性(どれだけ伸ばすことができるか)を調べるのが一般的です。ここでは柔軟性=筋肉伸張性とします。
柔軟性が下がる(硬くなる)と、テニスの動作にどのような影響があるのでしょうか。

(股関節の場合)

重心が高くなり、切返し動作が遅くなる
低いボールを打つ時に、上半身のバランスが崩れやすい
スタンスが狭くなり、体重移動の量が少なくなるので、手打ちになりやすい
などが考えられます。

コースが限定された乱打や練習では、影響はあまり出ないかもしれませんが、どこへ打ち込まれるかわからない試合中では、股関節の柔軟性によって、プレーの質や疲労度に大きな差がでてきます。


柔軟性が下がる(硬くなる)原因は?

ウォーミングアップが足りない状態で練習を行ったとき
試合や練習で疲労が溜まったとき
クーリングダウンが足りなかったとき
捻挫や打撲など、ケガをしたとき
などが挙げられます。

「ボールをたくさん打ちたい!」「練習が終わったから早く帰りたい」という気持ちも解りますが、毎日の練習の前後には、ウォーミングアップ・クーリングダウンを行い、特に練習後のストレッチはしっかりと行いましょう。


また、成長期の中高生の多くに「骨の成長に筋肉の伸びが追いつかない」という現象が見られます。

骨に対して短くなっている筋肉が、疲労などにより、さらに短縮されて引き起こされるのが、オスグッド病(脛の前が出っ張り、痛くなる)です。

そのことも含め、来週は柔軟性のチェック方法について、お伝えします。


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