怪我をしないために必要な柔軟性のチェック方法
皆さんこんにちは。
スポーツインテリジェンスの高野です。
「柔軟性の重要性」に続いて、今回は「柔軟性のチェック方法」をお伝えします。
中高生の間は骨の成長期です。筋肉の伸びが骨の成長に追いつかない現象が起こります。骨の成長に対して筋肉の長さが短くなり、関節の可動域が狭くなります。
中学生になって身体が硬くなったと感じる方も多いのではないでしょうか。
骨に対して短くなっている筋肉が、疲労などにより、さらに短縮されて引き起こされるのが、オスグッド病(脛の前が出っ張り、痛くなる)です。
怪我や痛みの予防のために、定期的に柔軟性チェックを実施しましょう。
①太ももの前面(大腿四頭筋)
うつ伏せになった選手の足首を持ち、ゆっくり踵をお尻に近づけます。
踵とお尻の間に指を当て、その距離を測ります。写真では「指3本」と記録します。
※成長期の中高生の膝周辺の障害は、太もも前の筋肉(大腿四頭筋)の硬さが原因で起こることが多くみられますので、注意しましょう。
②太ももの後面(ハムストリングス)
仰向けに寝た選手の足首あたりを持ち、膝を伸ばしたまま、ゆっくり上げていきます。
床との角度を目測で記録します。写真の場合では70度と記録しましょう。
※太ももの後面(ハムストリングス)の柔軟性が低い(硬い)と、肉離れになる可能性が高く、一度肉離れを起こすと繰り返しやすく、治るまで長い日数が掛かります。日頃から練習前後のストレッチを心がけましょう!!
③腰~ふくらはぎ 脚の後面全体の柔軟性(座位体前屈)
二人組で靴を脱ぎ、足の裏を合わせ、膝を伸ばして座ります。そのまま上半身を前へゆっくりと倒し、つま先より手がどのくらい出ているのかを測定します。
※練習や試合の前後で測定すれば、筋肉の疲労度をチェックすることもできます。
成長期の柔軟性は個人差が大きく、短期間で変化するのが特徴です。
他の選手と比べるのではなく、自分自身の変化に着目して行いましょう。
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