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練習の前にはウォーミングアップを!

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こんにちは。トレーナーの中野です。

夏が終わるとあっという間に新人戦が近付いてきます。
新チームのレベルアップの時期ですね。

今回は、ウォーミングアップの効果についてお話します。
1.ウォーミングアップの目的
① パフォーマンスの向上
プレー中は、柔軟性・全身持久力・筋力などのさまざまな体力要素が必要となります。
ボレーボレーや乱打でも、筋温は上昇し、動きやすくなります。
しかし、身体機能という面では、一部しか活性化されません。
適切なウォーミングアップの実施は、必要な体力要素それぞれを引き出し、各身体機能が高まった状態でスタートさせてくれ、パフォーマンスの向上につながります。
また、心理的な準備という面においても重要な役割です。


② 怪我の予防
ウォーミングアップにより、筋温を高めることで筋肉や腱、靭帯などがスムーズに動くようになります。事前に、プレーに必要な動作を個別に意識して行っておくことで、効率よく身体を動かすことが出来るようになるため、捻挫や肉離れ、関節障害などを防ぐことが出来ます。
また、神経と筋の連動性が高まることで咄嗟の判断による身のこなしで怪我を回避する可能性が高まります。


2. ウォーミングアップの効果
① スムーズな筋力発揮と関節可動域の広がり
筋温を高めることにより、筋肉の粘性低下と関節内の滑液の分泌により、スムーズな筋力発揮が出来るようになります。
筋肉の柔軟性が広がることで、関節可動域も拡大します。


② エネルギー効率が上がる
適度なウォーミングアップにより、体内のエネルギー源を効率よく使うことが可能になり、酸素の利用効率も高まるので、より持久的に活動を行うことが出来ます。


③ 神経伝達の促進
神経と筋の連動性が高まることにより、反応時間を短縮出来ます。


ウォーミングアップには、このような目的と効果があります。
選手自身がウォーミングアップは必ず行わなければならないものだという意識を持ってくれると嬉しいです。
将来的には、選手一人一人が自分に合ったウォーミングアップを行い、練習や試合へ向けての調整が出来るようになればベストですね。
次回は、ウォーミングアップの具体的な内容についてご紹介します。


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