試合当日に体調をピークに持っていくためには・・・

皆さんこんにちは。トレーナーの橋本です。
朝晩が涼しくなり少し過ごしやすくなってきましたが、まだまだ日中は暑い日が多いですね。
最近では「秋バテ」という、寒暖差に身体が対応できずに体調を崩してしまうという症状も増えてきているようです。
この時期、体調管理には十分お気をつけください！

前回は目標設定の中で「ブレインマップ」をご紹介させていただきました。
目標を達成するためには、より明確なルートや道具が必要ということでしたね。
今回は「ピリオダイゼーション」についてご紹介します。

試合当日に体調をピークの状態に持っていくために、年間のトレーニングをいくつかの段階に分け、その段階ごとのトレーニングを体系的に組み合わせていくことを「ピリオダイゼーション（期分け）」と言います。

「ピリオダイゼーション」は大きく分けて3つに分類されます。

①　準備期　　強化トレーニング

　一般的準備期・・・負荷トレーニングを一定期間かけて行う時期

専門的準備期・・・競技に必要な体力要素を目的としたトレーニング期

②　試合期　　ソフトテニスに近い動きのトレーニング

　疲労をできるだけ蓄積しないようにして、パフォーマンスの安定化を図る時期

③　移行期　　疲労回復と次への準備としてのトレーニング

　シーズン中に蓄積した疲労を回復させ、前シーズンの分析・評価などを行い、新たなシーズンに向けて計画を立てる時期

目標とする試合でベストパフォーマンスが発揮できるようにするには、このように期分けをして取り組みをしています。

指導者の皆さまも、チームの目標に対して年間を通して技術面・コンディション等についての計画をたてられると思いますが、トレーニングに関しても同様に行うことができます。

目標達成のために、技術面にプラスして、トレーニングの年間計画も立ててみてはいかがでしょうか。