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下半身から伝わる大きな力をボールに伝える

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こんにちは。トレーナーの市山です。

さて今回は、前回の股関節に引き続き、肩関節の機能解剖についてお話します。

肩関節は、上腕骨、鎖骨、肩甲骨でできており、体の中で最も大きな可動域を持っています。テニスは、この肩関節の動きによりボールコントロールを行いますので、大変重要な部位になります。最近では、体の機能を活用してテニスに繋がるように指導しています。
皆さんもぜひ参考にしてください。

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上の図の通り、上腕骨は肩甲骨の関節窩(肩甲骨と上腕骨の間)が浅いため、複雑なインナーマッスル(骨を支える筋肉)によって支えられています。

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・棘上筋
・棘下筋
・小円筋
(これ以外にもありますが)


これら3つの筋肉とも、肩甲骨に対して上腕骨の位置をコントロールしている筋肉なので、これらの筋肉を鍛えておく必要があります。

更に、腕を顔の横まで上げるときは、肩甲帯(肩甲骨)が60°、上腕骨が120°上がらなければいけません。
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このように肩関節を動かすための肩甲帯可動域の重要性は、サービスやスマッシュのように手を上げる動作だけでなく、テークバックのように肘を後ろに引く動作も同様です。
腕だけではなく、必ず肩甲骨の動きが、必要となります。

下半身から伝わる大きな力をボールまで伝えるためにも、日頃から肩関節周囲を柔軟にしておきたいですね。
次回は、実際に可動域を広げるためのエクササイズをご紹介します。

季節の変わり目は1日の中でも気温の差が激しく調整が難しいですね。
皆さん、体調管理には十分お気を付け下さい!


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